更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

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レーザーポインターは危険?


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レーザーポインターは危険?

レーザーポインターで子供が失明したという海外のニュースがありました。
サッカーの試合中、選手の目に向けてレーザーポインターを狙って、試合を妨害するということもよく見られます。
レーザーポインターを直視することは危険です。
眼の中をやけどしてしまいます。

レーザーポインターの光の強さには、日本工業規格でクラス1からクラス4まである。

クラス1:概ね0.2mW(単位:ミリワット)前後の出力。100秒間瞬きせずに直視しても問題無いとされる。光線の波長によって出力制限が異なる。後述のPSCマーク認定レーザーポインター、主に玩具用。
クラス2:1mW未満の出力。0.25秒間未満の直視は問題無いとされる。PSCマーク認定レーザーポインター、主にプレゼンテーション用。2001年以降これより上の出力を持つレーザーポインター(正確には電池駆動の携帯用レーザー応用装置)の製造販売、及び輸入販売は法律で禁止されている。
クラス3A:法規制以前に販売されていたレーザーポインターやレーザーマーカーなど。直視してしまっても瞬きなどで回避できる場合がある。望遠鏡などで直視した場合は目に致命的な損傷を与える。
クラス3B:500mW以下の出力。光学ドライブのレーザーがこれにあたる。光線の直視はいかなる場合でも避けなければいけない。
クラス4:クラス3Bを越える出力。直視だけではなく、拡散反射でも目に悪影響を与え、やけどなどの皮膚障害を起こす。温度上昇により照射部分が発火することもある。レーザーショー向け。レーザーポインター – Wikipedia

日本で販売されているレーザーポインターはクラス2以下であり、直視して後遺症の残る可能性は低い。

しかし海外ではそれ以上の光強度のレーザーポインターも販売されており、出力パワー10000mwなんてものもあります。
数百mwでもタバコに火をつけることができます。

医療においては、糖尿病性網膜症の治療にレーザー治療が用いられます。
その場合の出力も500mw以下。

(1) 網膜光凝固術
 網膜光凝固術にはレーザーが用いられ、通常は通院で行います。網膜光凝固術は主に網膜の酸素不足を解消し、新生血管の発生を予防したり、すでに出現してしまった新生血管を減らしたりすることを目的として行います。光凝固は正常な網膜の一部を犠牲にしますが、全ての網膜が共倒れになるのを防ぐためにはやむを得ません。この治療で誤解を生みやすいのは、今以上の網膜症の悪化を防ぐための治療であって、決して元の状態に戻すための治療ではないということです。まれに網膜全体のむくみが軽くなるといったような理由で視力が上がることもありますが、多くの場合、治療後の視力は不変かむしろ低下します。網膜症の進行具合によって、レーザーの照射数や照射範囲が異なります。網膜光凝固術は早い時期であればかなり有効で、将来の失明予防のために大切な治療です。日本眼科学会:目の病気 糖尿病網膜症

レーザーで網膜の一部を犠牲にしてでも、失明を防ぐということ。

都会の夜でも眩しい光の中で生活していると、光の危険性に対する認識は薄れていくのでしょうね。

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