更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

胃を全摘しているのに胃薬?


スポンサーリンク

胃全摘患者にH2ブロッカー?

胃を全摘しているにも関わらず、PPIやH2ブロッカーなどの胃薬が処方されている患者がいる。

どういう処方目的なのか。

胃が無いのに「胃酸を抑える薬です」とか説明したら、患者から突っ込まれそう。

「胃全摘」においても幽門部や噴門部が残存している場合も多く、壁細胞があれば胃酸が分泌されます。

また、十二指腸粘膜に胃の上皮化生が起こり胃酸が分泌されることもあります。
吻合部は脆弱で潰瘍ができやすいとも言われ、H2ブロッカーの投与意義があります。また、胃全摘術後の逆流性食道炎に対してもH2ブロッカーが用いられます。胃全摘しているにもかかわらずH2ブロッカーが投与されるのはなぜ? 日経DI掲載クイズ QUIZ 薬剤師さんなら簡単? ちょいむず?

つまり幽門部や噴門部が残っているような患者で、壁細胞があれば胃酸が分泌されているので、PPIなど酸分泌抑制薬の使用に意味があるということ。

それか、胃が無くなることによって、十二指腸が胃の代わりの働きをするようになって、胃酸が分泌されるということも。

胃全摘術後の逆流性食道炎の原因は、胆汁や膵液などの十二指腸液ってことになりますが、機序は不明ですが、PPIやH2ブロッカーがこれらを抑えるという報告もあるのだそうだ。
でも、フオイパンのほうが効きそう。

スポンサーリンク

関連する記事

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」「時間は有限、努力は無限」
follow us in feedly

人気の記事

最新の記事

資料

検索

スポンサーリンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ