更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

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脳出血とくも膜下出血の違いは?


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脳出血とくも膜下出血

脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血とありますが、このうち一番怖いのはどれか?

脳の血管が詰まるのが脳梗塞。
脳の血管が破れて出血するのが、脳出血(脳内出血)やくも膜下出血。

脳梗塞の死亡率は約15%、脳出血の死亡率は約75%、くも膜下出血の死亡率は約40%といわれる。
死亡率からすると、脳出血が一番怖い。
しかし、くも膜下出血を起こすと社会復帰は難しく、もしかしたら死ぬよりも怖い病気かも知れない。

脳卒中全体の患者数は約130万人で、内訳としては脳梗塞が最も多く全体の70%以上を占め、脳出血が約15%、くも膜下出血が約5%といった感じ。

患者数の多さから脳梗塞対策、血液サラサラ系の薬の処方はよくみかける。
しかし、脳出血やくも膜下出血などの出血性の脳卒中は、若年層・中年層や女性に多くみられ、社会的経済的なダメージを考えると、こちらの対策も重視される。
抗血栓薬は脳出血のリスクを増やしてしまう。

脳梗塞と脳出血はシーソーの関係であり、どちらかの治療をするとどちらかのリスクが高まることになります。

日本人は白人の4倍は脳出血を起こしやすい種族で、とくにアスピリン感受性が高く、アスピリンによる脳出血等の出血は極めて起こりやすいです。

脳出血の患者さんにおいては、スタチンをなるべく避ける事が望ましい。というのは、コレステロールが血管を作る物質であるからだ。実際、LDLが高いと脳梗塞、LDLが低いと脳出血を起こしやすいというデータがある。 ワーファリン、プラザキサ、イグザレルト、エリキュースの違い

低コレステロールも脳出血のリスクになるんですね。
動脈硬化も脳出血のリスクだし、どうすりゃいいんだか。
抗血栓薬も抗コレステロール薬も出血リスク増となると、降圧剤で血圧コントロールくらいしか予防法はないのかな。

「くも膜下出血」を予防しよう はじめよう!ヘルシーライフ オムロン ヘルスケア
リスクとして、高血圧、喫煙、家族の病歴、輸血歴、ストレスなどが上げられています。
恐らく、くも膜下出血を予防したいと思う人は「家族がくも膜下出血で倒れた」などの経験をした女性に多いと思われる。
喫煙していれば禁煙、血圧が高ければ医療機関を受診、家庭血圧を測定など、が予防になるかな。
血管に負担をかけないように寒暖差にも気を付けたほうがいい。全て脳梗塞の予防にも言えますが。

脳出血とくも膜下出血の違いは、脳の内部か外部かということ。
脳出血は脳内出血ともいい、脳の内部の血管が破れて出血した状態。
くも膜下出血は脳を覆っている軟膜とその上のくも膜、その軟膜とくも膜の間のくも膜下腔にある血管が破れて、頭蓋骨の下が血液で満たされる。
素人考えでは、脳の内部の出血を止めるよりも、脳の外部の出血を止めるほうが簡単かと思いますが、どっちにしろ頭蓋骨開かないといけないので大変。

くも膜下出血の原因の8割は脳動脈瘤らしいので、脳ドックで脳動脈瘤が無いかどうか調べるのも手だて。

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