更新日:2017年10月20日.全記事数:3,136件.

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ザイティガとイクスタンジの違いは?


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ザイティガとイクスタンジ

去勢抵抗性前立腺癌の治療薬がいくつか発売されました。

抗癌剤と聞いただけで、ちょっととっつきにくいイメージがありますが、カソデックスを使っている患者さんも何人か来局されているので、頑張って勉強。

ザイティガ錠はアビラテロン酢酸エステル。
イクスタンジカプセルはエンザルタミド。

ザイティガの作用機序はCYP17阻害。
CYP17はアンドロゲン合成に関わる主要な酵素らしい。

イクスタンジは基本的にはカソデックスのような抗アンドロゲン薬と同じような分類になりますが、受容体への結合が今までの薬よりも強く、アンドロゲン受容体のシグナル伝達自体も、複数の経路で阻害する作用を併せ持つという。

作用機序からして、ザイティガとイクスタンジは全く違う。
どっちがスタンダードになっていくのか、見もの。

イクスタンジの縛りとして、

本剤の化学療法未治療の前立腺癌における有効性及び安全性は確立していない。

という文言があり、化学療法既治療という縛りがある。ザイティガには無い。
(2014年10月の添付文書改訂にてこの部分が削除されました。事実上のイクスタンジ適応拡大となります。)

ザイティガの用法は、

プレドニゾロンとの併用において、通常、成人にはアビラテロン酢酸エステルとして1日1回1,000mgを空腹時に経口投与する。

となっており、プレドニゾロンと併用する必要がある。
服用時点は空腹時となっている。「食事の影響によりCmax及びAUCが上昇するため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。」

しかし、ザイティガやイクスタンジも長期に使っていると、効きにくくなっていくんじゃないかなあ。

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