2018年8月19日更新.3,305記事.5,462,817文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ムコダインは痰が出なくなる薬?

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去痰薬で痰が出なくなる?

痰が絡むので困る、という患者に去痰薬が処方される。

そういう患者では、痰が出なくなることを期待して、薬を飲む。

しかし、痰は出なくなるどころか、逆に多くなっているような気がする。

鎮咳薬は、咳を止める薬です。
鼻炎薬は、鼻水を止める薬です。
去痰薬は、痰を出しやすくする薬です。

なので、痰の量は逆に多くなるわけだ。

ビソルボンの添付文書に、「喀痰量の一時的増加を来し神経質な患者では不安感を訴えることがある。」とある。
余計な不安を与えないように、事前の説明が必要かも。

去痰薬の作用機序は?

気道粘液修復薬:気道分泌の異常を修復し粘液を正常化、痰を出しやすくします。
気道潤滑薬:肺表面活性物質を増やし、気道粘膜のすべりをよくすることで痰を出しやすくします。
気道分泌促進薬:気道の分泌液を増やし痰をうすめ、粘りがなくなることで、痰を出しやすくします。
気道粘液溶解薬:痰を分解・溶解させ、その粘度を低下させ、痰を出しやすくします。

いずれも、痰を出しやすくします。

痰に限らず、鼻炎の患者さんにもムコダインなどが処方されますが、
「鼻水が止まる」と期待して服用していたが、なかなか症状が改善されない、と別の医療機関を受診される患者さんもいました。

痰の薬、鼻水の薬、とだけ説明して、詳しい作用を伝えずに帰すと、誤解を持ったまま服用することになります。
気をつけよう。

去痰薬

痰を出しやすくする薬。痰そのものを薄めて出しやすくするものと,刺激により咳嗽を促して,痰を喀出しやすくするものとがある。痰を喀出しやすくするものとしては,アンモニア,重曹などのアルカリ剤による融解性去痰薬,カンゾウ,シャゼンソウなどの植物の粘性を応用して気道刺激を緩和する緩和去痰薬,サポニン剤 (セネガ根,炭酸アンモニウム) などのような刺激性去痰薬がある。

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