更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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グルコバイと漢方薬を併用しちゃダメ?


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グルコバイと漢方薬

α-GIのグルコバイ(アカルボース)は炭水化物(デンプン、マルトース、スクロースなど)のα-グルコシダーゼによる加水分解を阻害し、消化管でのグルコース、フルクトースへの分解を直接抑制することにより糖質の吸収を遅延させます。

そのため、炭水化物消化酵素製剤(ジアスターゼなど)の併用は、両剤の薬効に影響を及ぼす可能性があることから併用しないこととなっています。

ジアスターゼは、麦芽由来アミラーゼの俗称ですが、この麦芽は漢方製剤である半夏白朮天麻湯の構成生薬にもなっています。

同様に、山査子はプロテアーゼ、アミラーゼなどを主要成分とし、啓脾湯の構成生薬にもなっています。

さらに、桂皮は顕著はアミラーゼ活性阻害作用を示し、多くの漢方製剤に含まれています。

したがって、グルコバイは食直前に服用することから、以上の漢方薬を併用の際には、食後3~4時間くらい空けて服用するほうが望ましいと思われます。

グルコバイ

小腸粘膜微絨毛膜に存在するグルコアミラーゼ、スクラーゼ、マルターゼ、膵液・唾液中に存在するα-アミラーゼを阻害する。

アミラーゼと二糖類分解酵素の双方を阻害。

海外では心血管イベント抑制効果報告。

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