2018年8月19日更新.3,305記事.5,462,817文字.

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甲状腺機能低下症で手足がしびれる?

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甲状腺機能低下症で手根管症候群?

甲状腺機能低下症で手根管症候群や足根管症候群が引き起こされる。

甲状腺機能低下症の患者では、甲状腺機能低下症で異常に蓄積する物質である多糖類が蓄積することにより結合組織内に水分が貯留する傾向があるため、手根管症候群との関連があるものと思われます。
このため腫れがひどくなり、正中神経が手首を覆っている結合組織の下を通っているために圧迫症状が悪化するのです。甲状腺機能低下症の治療を行うと、手根管症候群の症状が改善されることがあります。

甲状腺機能低下症で粘液水腫はよく聞きます。

粘液水腫とは一般的に高度に進行した甲状腺機能低下症に続発する皮膚や組織の疾病。皮膚に水和力の高い酸性ムコ多糖類が蓄積することによって、顔面は眼瞼、鼻、頬及び口唇等が浮腫状を呈する。他に四肢の皮膚、手掌、足底等においても浮腫が出現し、体毛等も脱毛して減少する状態をいう。甲状腺機能低下症は外科的に甲状腺を除去することによって発生する萎縮性疾病である橋本病を原因とすることがあり、粘液水腫はさらに稀な疾病である。粘液水腫の一形態である前脛骨粘液水腫は、時として甲状腺機能亢進症を原因とする成人のバセドウ病や甲状腺機能低下症を伴わない橋本病で出現することがある。粘液水腫 – Wikipedia

水分貯留によって神経が圧迫され、手根管症候群が発生するということでしょうか。

むくみが原因となるなら、糖尿病やうっ血性心不全や腎不全も手根管症候群の原因になるのかな、と思ったら、そういうこともあるらしい。

逆に手根管症候群から甲状腺機能低下症を疑うことも必要なのかな。
整形外科の疾患から内分泌の疾患を疑うのも難しい。

足根管症候群?

手根管症候群ならぬ足根管症候群というのもある。

下腿の方から足の方へ向って下りてきた後脛骨神経は、足の内くるぶしの付近で枝分かれをして、足の裏の感覚をつかさどります。

内くるぶし付近では、足根管というトンネルが存在して、後脛骨神経がその中を通ります。

そこで圧迫を受けると、足の裏がしびれるというのが足根管症候群の原因です。足根管症候群(そくこんかんしょうこうぐん)

原因の多くは特発性で、事故による足首の強い圧迫・深い切創・骨折・静脈瘤、ガングリオン、腱鞘炎などにより、脛骨神経が損傷を受けた場合にも発生する。

透析患者がアミロイドーシスでよく手根管症候群を起こしますが、足根管は手根管と異なり管腔の底が多少柔らかいために余裕があり、手根管症候群ほど発症頻度が高くないという話。

肘部管症候群、橈骨管症候群というのもある。

神経が圧迫されて起こるしびれなので、病名は違えど、体中の至る所で起こる可能性はあるのかな。

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