更新日:2015年10月29日.全記事数:3,079件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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オキサロール軟膏は1日10gまで?


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ビタミンD3外用薬の用量は?

ボンアルファハイの規格は20μg/gで、ボンアルファ軟膏2μg/gの10倍の濃度。

ボンアルファ軟膏に使用量の上限はありませんが、ボンアルファハイには、

1日の使用量は本剤として10gまでとする。ただし、他のタカルシトール水和物外用剤と併用する場合には、1日の投与量はタカルシトールとして200μgまでとする。

という制限がある。

オキサロール軟膏は、

1日の使用量はマキサカルシトールとして250μg(マキサカルシトール外用製剤として10g)までとする。

ドボネックス軟膏は、

1週間に90gを超える使用は行わないこと。

塗り薬を1日どのくらい使っているか、ということの聞き取りはなかなか把握しづらいですが。
来局間隔などで、使い過ぎの傾向があれば注意が必要。

ビタミンD3外用薬で高カルシウム血症になる?

高濃度活性型ビタミンD3外用薬には使用量制限があります。

無視すると経皮吸収のため高Ca血症の代表的な症状は全身倦怠感と口乾です。

1日1回、朝晩にステロイド外用薬と活性型ビタミンD3外用薬を塗り分け、最終的にビタミンD3単独での外用療法を目指します。

これはステロイドの長期外用による皮膚萎縮などの局所副作用発現を抑えるためです。

ステロイドもビタミンD3もローションがあり、被髪頭部などに適宜使用します。

なお、低濃度ビタミンD3外用薬(ボンアルファ軟膏)には使用量制限はありませんが、血中Ca濃度は無視しないほうがよいでしょう。

塗り薬で腎障害?

患者の腎機能に注意が必要なのは、静注薬や経口薬の投与時だけではない。

活性型ビタミンD3外用薬による腎毒性の症例が報告されている。

活性型VD3は、小腸からのカルシウムの吸収を促進する作用を持つため、高カルシウム血症を来すことがある。

重篤な高Ca血症は、輸入細動脈の収縮による腎血流量低下や、腎実質内のCa塩沈着を引き起こし、腎障害を招く恐れがある。

活性型VD3外用薬は、尋常性乾癬や掌蹠膿疱症などの患者に対し、長期間にわたって投与されることが多い。

活性型VD3外用薬を使用中の患者には、血清Ca値や血清クレアチニン値を定期的に測定しているかを確認するとともに、CaやVDのサプリメントを摂取しないように指導すべき。

参考書籍:日経DI2013.5

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