更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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マタニティブルーと産後うつの違い


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出産とうつ

マタニティーブルーも産後うつも同じようなもの?
マタニティーブルーって妊娠中のブルーな気持ち?
という誤解。

産後の“うつ”な気持ちはなぜ起こる? – gooベビー

産後うつの原因ははっきりとわからないことが多いものの、出産を境に起こる急激な女性ホルモンの変化が、心に影響を及ぼす要因のひとつになっているといわれています。マタニティブルーも原因は同じですが、文字どおりブルーな気持ちになる程度で、ごく一時的。たいていは産後すぐから始まり、数日間から2週間程度でいつのまにか終わっています。

一方、産後うつは多くの場合、お産の2~3週間後から始まって、最低でも1カ月間、長いと1~2年と年間単位で起こり、日常生活の中でいままでできていたことができなくなるなどのうつの症状や、食欲がわかないなど身体症状が出てくるのが特徴です。また、一過性のマタニティブルーと違い、産後うつは心の病気のひとつなので、症状によって軽度、中等度、重症度の大きく3つに分けられます。

マタニティーブルーが軽い症状で、産後うつが重い症状ってことかな。

産後うつはうつ病。
マタニティーブルーはプチうつ?ってとこかな。

女性はうつ病になりやすい?

うつ病は、非常に多くの人が罹患する疾患です。
一生の間にいわゆるうつ病(単極性)にかかる割合は、女性で20%程度、男性でも10〜12%と言われています。

特に、女性は男性の2倍程度の発症率が認められ、女性の5人に1人が生涯の中でうつ病を発症しているという疫学的結果は驚くべきものです。
また、その発症年齢は20代から50代以降と幅広いことがわかっています。

一方、躁うつ病と呼ばれる双極性障害の発症率は、男女差があまりない、あるいは男性の方が若干高い(特に躁病)と言われています。
その発症率は単極性と比較して低く、総人口の2%以下とされています。

また、発症年齢は、単極性のうつ病と比較して若年である(10〜20代を中心に30代くらいまで)とされています。
女性の方がかかりやすいことのほかに、さまざまな因子がうつ病の危険因子と考えられてきました。

しかし現在では、社会的な階級、人種、文化的要素は、うつ病の発症と明確には関連していないと考えられています。

ただし、これはあくまで一般論で、双極性障害(躁うつ病)は比較的裕福な階級で多く見られる傾向があると言われていますし、緊張・焦燥などは、経済的・社会的な階級が低いと本人が感じている場合に、より多く見られることが知られています。
さらに、うつ病は、宗教的なバックグラウンドや社会的風習などにより罪悪感を強く意識する文化圏で多くみられる、といった考え方もあります。

参考書籍:調剤と情報2007.4

産後うつ

産後うつ病 1割に懸念…岩手 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

医師など調査 児童虐待予防支援へ
 周産期からの児童虐待の予防策として、岩手県内全域の産婦人科医が出産直後の母親に調査したところ、1割近くに「産後うつ病」の懸念があったことがわかった。県産婦人科医会と県は6日、県医師会館でフォーラム「虐待予防と妊産婦メンタルヘルス」を開き、詳しい調査結果を報告する。
 児童虐待に関するこれまでの調査では、加害者の6割が実母で、うち4割でうつ状態が関与している。そこで県と同医会は2004年、出産して数日後の女性に「産後うつ病質問票」を用いた調査を始め、08年から全産科医療機関と全市町村に普及させて今年1月にほぼ達成した。県内全域の連携調査は全国初という。
 質問票は4択式で10問あり、質問項目は「出産後、笑うことが出来た」「自分自身を傷つけたくなった」など。回答ごとの点を加算していき、計30点のうち9点以上か、特定の問いに同意した場合、産後うつ病の「ハイリスク群」と認定する。09年の集計では8327人中9・8%にあたる817人がハイリスクと認定された。
 一方、県内33自治体が、出産1~3か月後の女性に調査した結果、ハイリスクは6892人のうち617人で9%を占めた。
 認定された場合、看護スタッフや保健師が悩みを聞くなど心のケアにあたり、必要ならば、精神科医や児童相談所とも相談する。同医会は更に迅速に対応を進めるには小児科医、保健所などを交えた広範なネットワーク作りが必要と判断してフォーラムを企画し、周知を図る。
 同医会は現在、出産前の妊婦、出産1か月後の母親の調査もそれぞれ推進しており、3調査を全産科医療機関で徹底することで産後うつ病を把握する網を広げようとしている。
 小林高会長は「リスクが高いかどうか分かれば、対処の方法はある。ただ、調査で点数が低い女性が産後うつ病を発症することもある。関係するスタッフが関心を持って対応し、支援していきたい」と語った。

産後って、待望の赤ちゃんが生まれて、出産への不安も取り除かれて、清々しい状態かと思ってましたが、そうでもないようで。
おっぱいを飲まないとか、これから先の育児に不安を抱えてうつっぽくなることも。

基本的に母親の睡眠リズムは狂います。
深夜にミルクを与えなきゃならない。

確実に睡眠障害。
睡眠障害からうつ病に。

でも、リスクの高い患者を把握できたからと言って、何ができるのか。
精神科や心療内科の受診を勧めるか。

父親に育児のサポートを頼むといっても限界があるでしょう。
この不況のさなか育休なんて取ろうものなら、リストラ候補にリストアップされること間違いなしです。

限界以上の要求を突き付けて、離婚ということにも。
母親だって遊びたい。

でも、遊びたいから育児を放棄して他人に任せる、ということを容認するほど社会は甘くない。
仕事とか病気とかの理由が無ければ、母親は休めない。気晴らしも出来ない。

だから母親は自分を病的な状態にまで追い詰めなければならなくなる。
産後うつになります。

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