更新日:2016年8月30日.全記事数:3,190件.

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アリミデックスとエビスタを併用しちゃダメ?


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アロマターゼ阻害薬と抗エストロゲン薬

アロマターゼ阻害薬を飲んでいると骨折リスクが高まるので、骨粗鬆症の予防薬を使いたくなる。
でも、エビスタなどのSERMを使ってはダメ。

 一方、ラロキシフェンは閉経後女性における骨粗鬆症の治療薬として日本でも広く使用されている。しかしATACにおいてタモキシフェンとアナストロゾールの併用で有害事象が増加し、しかもアナスタロゾールの乳癌再発予防効果を阻害することが明らかとなった。ラロキシフェンも理論上アロマターゼ阻害薬との相互作用が懸念されるため、アロマターゼ阻害薬使用時にラロキシフェンを併用することは推奨されない。アリミデックスとエビスタの併用を回避する 薬歴公開 byひのくにノ薬局薬剤師。

アリミデックスとノルバデックスの併用、ってのもダメなんですね。

ノルバデックスもエビスタもSERMという薬効分類になります。
注意。

乳がん患者と骨粗鬆症

ホルモン療法では一般に、抗エストロゲン薬であるノルバデックスなどが閉経前後にかかわらず用いられるほか、閉経前は黄体形成ホルモン放出ホルモン(LH-RH)アゴニスト製剤、閉経前はアロマターゼ阻害薬が使用される。

アロマターゼ阻害薬はエストロゲンの生成を阻害するため、骨塩量低下による骨粗鬆症が問題となる。
エストロゲンが欠乏すると、インターロイキン(IL)などのサイトカインが増加して破骨細胞の分化が促進され骨吸収が進む。
血中カルシウム濃度が高まると、ビタミンD3産生が低下しカルシウム吸収量が減少するとともに、副甲状腺ホルモン分泌も低下して骨芽細胞の機能が低下する。
このような相乗効果で骨粗鬆症が進行すると考えられている。
しかし、アロマターゼ阻害薬の投与はこれら副作用のリスクよりも、癌再発抑制作用によるベネフィットの方が大きいと考えられており、ビスホスホネート製剤を併用して骨折を予防する。

参考書籍:日経DI2015.3

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