更新日:2016年11月27日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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スーグラ錠でやせる?


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SGLT2阻害薬

SGLT2阻害薬でやせるという話です。

SGLT2阻害薬は、腎臓でのグルコース再吸収を抑制することで体内の余分な糖を尿と一緒に排出する経口薬。糖尿病治療薬の多くがインスリンにフォーカスした薬剤なのに対し、新しい切り口の薬剤となる。門脇氏は、SGLT2阻害薬が脂肪減少作用や糖排泄時の浸透圧利尿作用を有することから、血糖降下作用だけでなく体重や血圧への「好ましい影響」があると説明した。また、罹病期間が長い患者ではケトアシドーシスのリスクが高まる恐れがあるため、インスリン分泌が保たれている発症早期の患者が適しているとの見方も示した。東大病院・門脇院長 SGLT2阻害薬 肥満傾向の患者や既存治療で効果不十分例に適す 国内ニュース ニュース ミクスOnline

糖の再吸収を抑制するってことで、その分カロリーが出ていく。
やせ薬としての効果も期待できるわけです。

低炭水化物ダイエットと同じような効果が見込める。
代わりに脂肪がエネルギーとして使われるのでケトアシドーシスに注意が必要。
インスリン分泌が少ないとさらにケトアシドーシスのリスクは高いので、糖尿病初期の利用が多くなるのかな。

SU剤とかインスリンとかすでに使っているような患者さんにスーグラを追加するようなことはあまり考えられないわけだ。
第一選択として使ってみたり、メトグルコを使ってる肥満傾向の初期の糖尿病患者、あたりで使われるのか。

他に副作用としては、尿に糖が入っていると菌が増殖しやすくなり、尿路感染症のリスクが高まる。
尿に糖が入っていると、浸透圧の関係で脱水を起こしやすくなる。
かゆい。
など。

リンゴでやせる?

りんごダイエット、ではありませんが、スーグラ(イプラグリフロジン)などのSGLT2阻害薬は、〇〇フロジンという一般名です。
その起源はリンゴの根の樹皮から抽出されたフロリジンにあります。

フロリジンとその類似体は糖輸送体のSGLT1を強力に競争阻害する(その後の研究で、フロリジンはSGLT1, 2, 3すべてを競合阻害することがわかっている)。これは、フロリジンがSGLT1のC末端側にある「ループ13」と呼ばれる部分に結合するからだと考えられている。このため、フロリジンを投与すると、小腸での糖の吸収(SGLT1)、腎臓近位尿細管での糖の再吸収(SGLT1, 2)が阻害され、血中血糖値が降下する。また尿細管内部に遺残するブドウ糖によって浸透圧利尿効果が発現するために、尿量が増加する。フロリジン – Wikipedia

リンゴの根の樹皮なので、食べる部分ではありません。
糖尿病の人がリンゴを食べても血糖値は果糖によって上がるだけです。

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