更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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小児は薬の吸収が悪い?


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吸収

例えば大人の体重を60キロとしたとき、20キロの小児には1/3の量の薬を投与すれば効くのか?

吸収という観点からみてみる。

薬物の消化管における吸収には、消化管のpHや通過時間、小腸に発現する薬物代謝酵素や薬物トランスポーターなどの機能性タンパク質、消化酵素をはじめとする消化管内への分泌物や腸内細菌叢など、様々な要因が関連する。

そのほとんどが新生児・乳児と成人で異なるが、胃内容排出速度や小腸通過速度が遅い新生児において、薬物の吸収がゆっくり行われる傾向にあるが、新生児期・乳児期では、未熟児を例外として、一般に薬物の吸収が悪いということはない。

胃内pHは薬物の溶解や安定性に大きく影響する。
出生直後の胃内pHは中性に近く、出生後48時間以内に一時的に1~3程度まで下がるが、基本的に乳児期の胃内pHは成人よりも高い。

日の丸薬局

【吸収】新生児から乳児期早期にかけては、胃酸分泌機能も未発達で、3歳くらいになって成人の胃酸分泌機能レベルに達すると言われています。 ですから、胃酸分泌のほとんどない時期に酸性物質であるお薬(抗てんかん薬のフェニトインなど)は吸収されにくく、一方で酸に不安定とされるお薬(抗生物質のペニシリンなど)は分解されることが少なくなり吸収が良いということになります。
これは、解り安く表現しますと、通常のお薬の量を服用しても効きにくかったり、効き過ぎたりするという事があるという事を現しています。

胃酸分泌を抑制する薬でも、同様の影響が考えられるかな。

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