更新日:2015年10月22日.全記事数:3,190件.

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メタクトは食後服用?


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糖尿病の薬は食前服用?

糖尿病の薬で、αグルコシダーゼ阻害薬や速効型インスリン分泌促進薬を飲んでいる患者さんでは、食直前という用法にまとめてしまったほうがコンプライアンスは良い。

なので、多くの糖尿病薬は「食前又は食後」あるいは、「1日2回朝夕」など食後の記載のない用法のものが多くみられる。

しかし、中には「食後」と記載されている厄介な糖尿病薬もありまして。
メタクト。
そして、グリコラン、メデットといった旧メルビンGEたち。

メタクトは食後服用?

メタクトの用法は、

通常、成人には1日1回1錠(ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/500mg又は30mg/500mg)を朝食後に経口投与する。

朝食後、となっている。

しかし、インタビューフォームでは、

健康成人男女28 例に配合錠(ピオグリタゾン/メトホルミン塩酸塩として15mg/850mg)を非盲検クロスオーバー法で空腹時又は高脂肪食後に単回経口投与したところ、高脂肪食後投与時においてメトホルミン未変化体のCmaxが約28 %低下しましたが、メトホルミン未変化体のAUC とピオグリタゾン未変化体のAUC 及びCmaxに差はみられませんでした。

となっており、食前投与、食後投与で効果には差がないことが確認されています。

糖尿病薬では、ベイスンなどのαグルコシダーゼ阻害薬、ファスティックなどの速効型インスリン分泌促進薬があり、その用法が食直前のため、食前服用のできる糖尿病薬のほうがまとめて服用でき、コンプライアンス的にも都合がよい。

DPP-4阻害薬や、アマリール、メトグルコ、アクトスなどの用法は、食前投与もできる。
配合剤もリオベルは食前投与が可能。

その点ではメタクトの朝食後縛りは使いづらい。

メタクトは1日1回で効く?

武田から、2型糖尿病治療剤「メタクト配合錠」(一般名:ピオグリタゾン塩酸塩/メトホルミン塩酸塩)が発売されました。

アクトスとメルビンの合剤です。

アクトス15mg+メルビン500mgのLDと、アクトス30mg+メルビン500mgのHDの2種類があります。

アメリカで販売されているアクトプラスメットは、アクトス15mg+メルビン500mgとアクトス15mg+メルビン850mgの2種類があります。

日本ではアクトスの用量が違いますが、アメリカではメルビンの用量が違うのですね。

しかも、1日1~3回という用法。

日本ではメルビンの高用量が発売されたばかりなので、メルビンの投与量をそこまで増やせないという事情があります。

でも、メルビンの用法は、

通常、成人にはメトホルミン塩酸塩として1日量500mgより開始し、1日2~3回食後に分割経口投与する。維持量は効果を観察しながら決めるが、1日最高投与量は750mgとする。

となっているので、1日3回750mgで服用している人が多いかと思いますが、それを1日1回500mgに変更することに問題はないのでしょうか。

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