更新日:2016年12月21日.全記事数:3,089件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ヒルドイドを傷に使っちゃダメ?


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ヒルドイドはヘパリンに類似した物質?

医療用の保湿剤としてよく処方されているヒルドイドソフト軟膏。

成分はヘパリン類似物質。

その名の通り、ヘパリンに類似した物質だ。

ヒルドイドのインタビューフォームに、

ヘパリン類似物質は、ドイツのルイトポルド・ウエルク製薬会社で創製されたムコ多糖の多硫酸 化エステルで、 D-グルクロン酸と N-アセチル-D-ガラクトサミンからなる二糖を反復単位とする多糖 体を SO3-で多硫酸化したものである。その構造中に硫酸基、カルボキシル基、水酸基などの多くの親 水基を持ち、高い保湿能を有する。

とある。

ヘパリンよりも分子量を小さくして、皮膚に浸透しやすくしたという話。

ヘパリンはご存知のとおり、抗凝固薬。
ヘパリン類似物質にも同じような作用があり、血液を固まりにくくする。

血液を固まりにくくすることにより、血行促進。
なので、ヒルドイドの適応症にも「凍瘡、肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防、血行障害に基づく疼痛」などがあり、しもやけ、やけど、などにも使われます。

傷あとに「アットノン」などCMされているので、傷口に使っていいんだ、と思ったり、痒くてかきむしりすぎて出血しているような患部にヒルドイドソフトを塗ったりするのはNGと言われる。

こんな時にアットノン|傷あと改善薬アットノン|小林製薬

傷が治っている途中段階ですので、ご使用頂けません。アットノンにある血行促進作用が、患部の出血が止まるのを邪魔してしまうなど、傷自体が治る事に支障をきたす可能性があります。

傷口ではなく、傷あとに使いましょう。

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