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ポララミンが吐き気に効く?

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オピオイドによる悪心・嘔吐と抗ヒスタミン薬

ポララミンがオピオイドによる吐き気予防に使われることがある。
抗ヒスタミン薬の吐き気予防というと、乗り物酔いに使われるケースが思い浮かぶ。

オピオイド(モルヒネ)による悪心・嘔吐は投与初期、増量時に惹起することが多いとされている。
オピオイドによる悪心・嘔吐の発現機序としては、以下の4つのルートが知られている。

①オピオイドが延髄のCTZを直接刺激して嘔吐中枢に伝わる。
②前庭器を介してCTZを間接的に刺激する。
③胃の運動性が低下して胃内容物の停留が起こり、これが求心性神経を介して嘔吐中枢を刺激する。
④便秘により胃の内容物が停留して生じる吐き気による。

オピオイド使用中の悪心・嘔吐に対して、抗ドパミン剤が使用される。
抗ドパミン剤のなかで、ハロペリドールは制吐作用が強いが鎮静作用も強く、高齢者では錐体外路症状の頻度が高いとされている。
またクロルペラジンは、鎮静作用は弱いが増量しても悪心・嘔吐が改善されないこともしばしば経験されるという。

体動時や頭位変換時に惹起し、前庭器を介すると思われる悪心・嘔吐には抗ヒスタミン薬が有効とされ、海外ではcyclizine(日本未発売)が用いられているが、その代用としてのクロルフェニラミンマレイン酸塩も有効であると報告されている。

参考書籍:調剤と情報2012.10

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