更新日:2017年6月7日.全記事数:3,136件.

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危険な高血圧とは?


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悪性高血圧

悪性高血圧という危険な高血圧があります。
悪性高血圧は非常に重症な高血圧です。
血圧が210/130mmHg以上になります。

悪性高血圧とは脳・心・腎ならびに眼底に高血圧変化を伴う重症高血圧です。
高血圧の患者さんの約200人に1人の割合で発症します。
治療をしないと、悪性高血圧は普通、6か月~1年で死亡します。
本態性高血圧、慢性糸球体腎炎、腎血管性高血圧、膠原病による腎障害、内分泌性高血圧などから悪性高血圧になることがあります。
男性に多く、30~50歳代に好発します。降圧治療を行わないと、1年以上の生存は難しいようです。

一刻を争う高血圧

薬局で血圧測定していく患者さんの中には、収縮期血圧が200近く出る患者さんもいたりする。
どのくらいの血圧の場合、救急でも受診勧奨すべきか。

「血圧が高い」という場合、普通はいつもの血圧や、140/90mmHgといった血圧の基準値と比較していることが多いと思われる。

では、「今すぐ下げなければならない」血圧とはどのくらいだろうか?

血圧が高くて頭痛がしたり、麻痺が出たり、背中が痛かったりする。
それぞれクモ膜下出血、脳梗塞、急性大動脈解離を疑う症状である。

このようなものを高血圧緊急症と言う。

このときの血圧は拡張期が120mmHg以上と言われている。

それ以下の血圧で注射薬やアダラート舌下投与などで急に血圧を下げると、脳梗塞の頻度が増えると言われている。

したがって、拡張期120mmHg未満で、症状のない高血圧は、少なくとも一刻を争うことはない、と認識していただいてよいだろう。

参考書籍:調剤と情報2012.12

高血圧緊急症

血圧が高度に上昇することによって、身体の重要な臓器(脳・心臓・腎臓・大血管など)に急性の障害が生じている状態を、高血圧緊急症と呼びます。

単に血圧が高いだけの高血圧症は通常は無症状ですが、高血圧緊急症では何らかの症状を伴います。
例えば、脳梗塞や脳出血では、手足の麻痺やろれつの障害などを来しますし、くも膜下出血では、突然の経験したことのないような激しい頭痛が起こります。

急性冠症候群では胸が締め付けられるような症状(胸部圧迫感や胸部絞扼感と呼びます)、急性大動脈解離では激烈な胸部痛や背部痛、急性左心不全では呼吸困難などの症状を来します。

このように、本態性高血圧であっても二次性高血圧であっても、自覚症状を伴うような高血圧は急を要する場合があり要注意です。

逆に、高血圧を見つけたときには、何か自覚症状がないかを確認する必要があります。

参考書籍:ファーマトリビューン2012.2

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