更新日:2015年10月22日.全記事数:3,095件.今日の勉強

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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サリチル酸は抗菌薬?


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サリチル酸

サリチル酸といえば、スピール膏とかサリチル酸ワセリンとか。

皮膚軟化剤みたいなイメージ。

サロンパスなどのシップには鎮痛剤としてサリチル酸メチルが入っている。
サリチル酸系NSAIDsというイメージ。

アスピリンも肝臓でサリチル酸となる。

そんなサリチル酸。
抗菌作用もあるようです。
サリチル酸

 3.サリチル酸には、抗菌作用がある
 サリチル酸(サリチル酸メチル)は、病原菌に感染した植物で、感染した葉から感染した信号として産生され、他の葉に病原菌の存在を知らせ、酸性PR蛋白質(pathogenesis-related protein)と呼ばれる抗病菌タンパク質を誘導する。

 ジャスミンの木などの植物は、葉などが障害されると、MAPキナーゼホモログが、リン酸化により活性化され、ジャスモン酸(ジャスモン酸メチル)が産生され、塩基性PR蛋白質が、誘導され、他の葉に危険を知らせる。ジャスモン酸の構造は、動物の炎症物質である、プロスタグランジン(PG)やロイコトリエン(LT)などの構造と、相似している。
 サリチル酸とジャスモン酸は、拮抗的に作用する:サリチル酸やアセチルサリチル酸は、ジャスモン酸のような、シグナル伝達物質の合成を、阻害すると言う。
 サリチル酸やジャスモン酸は、植物が侵害を受けた時に、発せられる香りや匂い成分。

 サリチル酸は、黄色ブドウ球菌の毒性を弱める:毒素産生の抑制(α溶血素の分泌抑制)や、宿主組織への接着能力を抑制(フィブロネクチン結合を抑制)する(in vitro)。アスピリンは、体内で、サリチル酸に代謝されるので、抗菌効果も期待出来るが、殺菌作用はない。

アスピリンにも抗菌効果が期待できる。

血液サラサラにしたり、痛みをとったり、抗菌効果まで期待できて、万能だなあアスピリン。

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