更新日:2017年1月11日.全記事数:3,124件.

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イブプロフェンがニキビに効く?


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イブプロフェンピコノールとニキビ

イブプロフェンは、プロピオン酸系の非ステロイド系消炎鎮痛剤 (NSAIDs) です。

頭痛にOTCのイブ、医療用のブルフェンなども用いられる。

塗り薬にもイブプロフェンを成分とした塗り薬がある。
ベシカムとスタデルム。
成分はイブプロフェンピコノール。
イブプロフェンピコノールは、血液、組織に移行後、速やかにイブプロフェンとピコノールに分解される。

「尋常性ざ瘡」=ニキビに適応のあるNSAIDs外用薬は、このイブプロフェンピコノールだけです。

ニキビにベシカムが処方されていても、抗炎症作用を期待されているんだろうな、くらいにしか思っていませんでした。

添付文書の薬効薬理のところをみると、「イブプロフェンピコノールはモルモット皮膚リパーゼ活性及びPropionibacterium acnes由来のリパーゼ活性をin vitroで強く抑制した。」とある。
ニキビの原因は、アクネ菌が産生するリパーゼが皮脂を遊離脂肪酸に分解、この遊離脂肪酸が炎症を起こしてニキビ発生というメカニズムなので、イブプロフェンピコノールはリパーゼの働きを抑制してニキビに効くというわけだ。

このリパーゼ活性抑制作用は、ほかのNSAIDsには無くて、イブプロフェンピコノールだけにある働きなのかどうかはよくわかりません。

リパーゼと黒烏龍茶

話は逸れますが、リパーゼと、「脂肪にドーン」で有名な黒烏龍茶の話。

黒烏龍茶の働きは、黒烏龍茶に含まれる「ウーロン茶重合ポリフェノール」が、小腸で「リパーゼ」のはたらきを邪魔します。
それによって脂肪の吸収が抑えられて、余分な脂肪が体外に排出されます。
その結果、血液中の中性脂肪の上昇が抑制される。

リパーゼの働きを抑制することで、中性脂肪の上昇を抑制する。

だとしたら、イブプロフェンでも中性脂肪の上昇は抑えられるのだろうか。

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