更新日:2015年10月22日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ステロイドを使うと皮膚が黒くなる?


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ステロイドとアザ

ステロイド外用薬の副作用に皮膚が薄くなる、皮膚萎縮というのがあります。

皮膚が薄くなればそれに伴い、紫斑、あざができやすくなる。
かゆみを我慢できずにひっかけば、薄くなった皮膚はダメージを受け、外傷性の色素沈着を起こす可能性はある。
それが黒ずむということはあるかも知れませんが、ステロイドそのものにより皮膚が黒ずむというわけではない。

ステロイドと色素沈着

ステロイド外用剤を使用して皮膚が黒くなることはありません。
アトピーの患者さんが、ステロイドを使って皮膚が黒くなったとの訴えが多い原因は、アトピー性皮膚炎の症状そのものにあります。

日焼けの後に皮膚が黒くなるように、元来人間の皮膚は炎症を起こした後に黒くなる性質があります(これを炎症後色素沈着といいます)。
つまり、アトピーによる炎症が治まった後に色素沈着しているだけで、ステロイドを使おうが使うまいが、黒くなっていたのです。

色素沈着を起こすほど炎症がひどくなる前に早期にステロイドを使ったほうが、皮膚が黒くなるということは無いでしょう。
ステロイド外用剤使用では、逆に皮膚が白くなることはありますが、時間が経過すると元に戻ります。

これはステロイド外用剤に血管収縮作用があることと、皮膚のメラニン色素産生を抑える作用があることによります。

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