2019年3月20日更新.3,396記事.5,979,125文字.

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くる病が増えている?

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増えるビタミンD欠乏症

乳幼児にくる病が増えているらしい。

増えるビタミンD欠乏症

 食生活の豊かな現代社会で、乳幼児に潜在的なビタミンD欠乏症が増えているという。ビタミンD欠乏症といえば、貧しかった時代の病気で、骨の変形や成長不全を起こす「くる病」だ。
 「表面的には栄養がよいので分からないが、今の赤ちゃんはビタミンD欠乏症になる境目にいる子が多い。全乳幼児の3割ぐらいがそういう子ではないか」と岡山大大学院の田中弘之・助教授(小児科)は指摘する。
 
 ▽日光でも合成
 ビタミンDは腸管でのカルシウム吸収を促進する働きを持つが、乳児の場合、母乳だけではビタミンDが不足することが分かっているという。
 母乳は1リットル中にビタミンDを110国際単位含む。栄養学では乳児は1日650mlの母乳を飲むとされ、約70国際単位の摂取となる。
 それを補っているのが、毎日の日光浴。紫外線が皮膚に当たると、そこでコレステロールからビタミンDが合成される。
 「東北地方あたりでも、両手と顔だけ1日10-15分、日に当たればビタミンDの合成には十分とされる」と同助教授。
 通常の日光浴でおおむね必要最低限はカバーできているはずだが、紫外線でどのぐらい合成できるのか、はっきりしていないため、実はビタミンDの適切な所要量が分からないという。

 ▽欠乏状態示す
 問題は最近、乳幼児に多いアトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどにより、日光に当たらなくなったり、離乳食が必要なときに食物制限をしたりして、ビタミンDが欠乏気味になっているケースが少なくないという点だ。
 「この10年、晴天が多い岡山で毎年のように、くる病の乳幼児が見つかる。それ以前の15年ぐらいは全く見たことがなく、もうあり得ないはずの病気なのに、これは大変なこと。すそ野はすごく広いと思う」(同助教授)
 潜在的なビタミンD欠乏症を調べるため、田中助教授は最近、予備調査を開始した。
 岡山大病院のアレルギー外来を訪れた乳幼児のうち、約70人を抽出して調べた結果、体内のビタミンDの指標となる血液中の「25水酸化D」の測定から1歳未満で約40%、1-2歳未満で約30%がビタミンDの欠乏状態の境目にあることが判明。
 さらにアレルギーがなかった子に比べると、アトピー性皮膚炎の子の方が欠乏状態が多い傾向が見られ、人工栄養児と母乳栄養児を比べると、明らかに母乳栄養児の方にビタミンD欠乏傾向が見られたという。

 ▽普通の生活を
 「日本人で完全母乳で育てているのは半数を超える。人工乳の場合、ビタミンDは十分だが、完全母乳で育てるには、皮膚でのビタミンD合成が不可欠」(同助教授)
 乳幼児のビタミンD欠乏症では、骨に異常が起き、まず歩き方がおかしくなるが、乳幼児はもともと0脚なので、親は本当のくる病になるまでは気が付かないという。
 また、母乳のときにビタミンDが不足しても、離乳食で不足分が戻れば骨に異常は残らないため、気が付かないうちに治っている子が多い。しかし、離乳食でうまくいかないと簡単にビタミンD欠乏症になっていく。
 ビタミンDは卵1個の摂取で十分な量が取れるが、卵のアレルギーが多く、卵の制限でビタミンD欠乏が起きるのが一番多いらしい。
 田中助教授は「普通の生活をしていればよいのだが、今のままでは、潜在的ビタミンD欠乏症は確実に増えていきそう。そうならないためには、むやみに食物制限をせず、離乳をちゃんと進め、育児書に書いてある程度の日光浴はすること」とアドバイスしている。

東北では放射能を気にして、外出を控えるお母さんも増えているらしい。

日光は大事だね。

お母さん方も、紫外線を気にして外出を控えると骨粗鬆症が進行してしまうかも。

適度に日光浴しましょう。

骨の貯金?

骨密度が一番増えるのは、1~4歳の時期です。
このころに、きちんと栄養を摂取する必要がありますし、ビタミンDを摂るために牛乳や乳製品、卵黄などの摂取が重要です。

その次に増えるのは初潮の前後2年、現在の日本人では10~14歳くらいでしょうか。
この時期に朝食を抜かないということも大事ですし、骨は夜作られますので睡眠も十分にとらなければいけません。

運動についてはハイインパクトの種目、つまり、バスケットボールやバレーボール、新体操、器械体操などがいいのです。
骨密度はいずれ目減りするのですが、若いときに貯金が多ければ赤字にならなくてすむわけです。

ただ、若い頃は激しく運動しないと骨密度は増えませんが、中高年になったら無理をする必要はありません。
中高年では息がはずむ程度、脈拍が100をちょっと超えるぐらいの運動で十分だと思います。

参考書籍:調剤と情報2011.7

骨粗鬆症と骨軟化症の違いは?

骨粗鬆症は骨の量が不足したために起こる病気です。
骨軟化症は骨の質の異常によって生じる病気です。

骨軟化症は、骨におけるカルシウムやリンなどのミネラルの沈着が減少した状態で、石灰化していない骨組織(類骨)が多量にみられます。
小児に生じたものを「くる病」といい、成人に起こったものを「骨軟化症」といいます。

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ビソプロロールとカルベジロールのCHF初期用量は?

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薬剤師

ビソプロロール(商品名:メインテート錠)とカルベジロール(商品名:アーチスト錠等)の虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全に対して、添付文書上で定められている初期用量として適切なものはどれか。
A. 1日1回0.625mg(ビソプロロール)と1回2.5mgを1日2回(カルベジロール)
B. 1日1回0.625mg(ビソプロロール)と1回1.25mgを1日2回(カルベジロール)
C. 1日1回1.25mg(ビソプロロール)と1回1.25mgを1日2回(カルベジロール)
D. 1日1回1.25mg(ビソプロロール)と1回2.5mg を1日2回(カルベジロール)
E. 1日1回5mg(ビソプロロール)と1回5mg を1日2回(カルベジロール)

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