更新日:2016年12月31日.全記事数:3,136件.

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心不全でも安静にしてはいけない?


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できるだけ安静にすべきか

【慢性心不全】できるだけ安静にすべきか:日経メディカル オンライン

 心臓に負荷をかけないよう、心不全には安静が大事だというのが、昔の医師の常識だった。だが、「安静を強いられると廃用が進み、ADLが大きく低下する。動かないことに対する不利益が認識され始め、運動療法の研究が進んだ」と埼玉医大国際医療センター心臓リハビリテーション科科長の牧田茂氏は話す。
 1980年代になると、慢性心不全の患者に対しては、適度な運動なら安全に行えて、運動耐容能やQOLを上げるという報告が相次いだ。その後、予後や再入院率も低下させるということが明らかになり循環器専門医の注目を集めた。2004年には、多くのランダム化比較試験をまとめた研究が発表され、運動療法の地位は確固たるものになった。
 国内でも、06年に心不全に対する運動療法が保険適用となり、07年改訂の「心血管疾患におけるリハビリテーションに関するガイドライン」には、その有効性が明記された。
 最近は運動が心不全の予後を改善する機序について、分子レベルでの研究も進んでいる。
 その一つは、末梢の内皮機能の改善だ。運動をすると一酸化窒素産生により血管が拡張し、血流が良くなる。すると末梢に十分血流が供給され、血管抵抗も減り、心負荷が減るというわけだ。さらに、心不全患者はもともと交感神経優位だが、運動を続けることで副交感神経優位の状態になり、心負荷が減り、換気効率が改善することも分かっている。
 とはいえ、心不全の運動療法が普及するにはハードルがある。「国内では、運動が良いという認識はまだ医師の中でも浸透していない。運動期間やトレーニングの具体的な指標も確立されていない」と牧田氏は話す。
 ガイドラインにおいては、運動療法の適応は安定期でコントロールされた心不全で、高齢者や左室駆出率が低下した患者なども対象だ。歩行や自転車エルゴメーターといった運動を行うだけでなく、疾患管理などの指導も併せて行うべきとしている。過度な運動は心不全悪化を招くので、心機能のモニタリングは必須だ。
 埼玉医大では、心不全患者の退院後、週1回来院してもらい、臨床所見や運動負荷試験に基づいて個々の運動メニューを作成し、実践している。頻回に通うのが難しいケースでは運動の安全性を確認の上、数カ月に1度の受診時に運動指導メニューを処方し、かかりつけ医との連携の下、実施してもらっている。
 ただし、厳密な指導を行える施設はまだ限られている。かかりつけ医が指導する際には、まず10分程度の歩行から始めて徐々に時間を延ばし、30分続けて歩けるようになったら、疲れない程度に速度を上げる、といった指導を勧める。牧田氏は、「心不全の自覚症状や悪化の徴候がないか確認しながら、定期的に専門医に運動メニューを確認してもらうとよい」と話している。

脚は第二の心臓、と言われますからね。

脚を鍛えることで、弱くなった心臓の機能を補うことが出来るかもしれません。

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