更新日:2016年12月21日.全記事数:3,087件

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乳歯期ならミノマイシン飲ませても大丈夫?


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ミノマイシンを乳歯の段階で飲ませても永久歯には影響無い?

小児の歯の形成は胎児期(妊娠4ヶ月以降より始まり、生後11ヶ月ごろまでは乳歯、それ以降は8歳ごろまで永久歯の形成が行われます。

そのため、永久歯が生え始める前の段階でミノマイシンを服用したとしても、乳歯ではなく永久歯に着色が起こる可能性があります。

ミノマイシンを妊婦が飲んだら赤ちゃんの歯が着色する?

小児の歯の形成は胎児期(妊娠4ヶ月以降より始まり、生後11ヶ月ごろまでは乳歯、それ以降は8歳ごろまで永久歯の形成が行われます。

テトラサイクリン系抗生物質は分子量が比較的小さく、胎盤を容易に通過するため、妊婦の服用で出生児の乳歯に着色などが現れることもあります。

歯の機能を損なうエナメル質の形成不全はもちろんのこと、歯の審美性を損なう象牙質の着色も、小児の将来に大きな影響を与える恐れがあります。

授乳中のミノマイシンももちろん乳児の歯に影響が出る恐れがあります。

大人でもミノマイシンで歯が着色する?

ミノマイシンをニキビの治療などで長期間使用した場合には、大人でも歯の着色がみられることがあります。

着色のメカニズムは小児と異なるようですが、3~6%に発生したという報告があります。

ミノマイシンは何歳から使える?

小児にミノマイシンを使うこともありますが、副作用である歯牙着色を気にして処方しない医師が多数かと思います。
テトラサイクリン系抗生物質はカルシウムイオンとキレートを作ります。

また、テトラサイクリン-リン酸カルシウム複合体を形成して石灰化が進行中の歯に沈着し、着色を起こすことが知られています。
このため、歯が完全に石灰化するまでの間は、テトラサイクリン系抗生物質の使用は、他の薬剤が使用できないか、無効の場合にのみ適用を考慮するとされています。

さらに、胎盤通過性があるため妊娠中の使用で出産児の歯に着色が起こることがあり、注意が必要です。
歯牙着色の危険度の高い時期は、乳歯:妊娠4カ月~生後11カ月頃、永久歯生後数カ月~8歳頃です。
9歳以上になればほとんど気にしなくてもいいかとは思いますが、大人の歯でも着色がみられることがあるというので注意は必要です。

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