更新日:2016年10月29日.全記事数:3,191件.

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加齢黄斑変性は治らない?


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ルセンティスで視力回復?

加齢黄斑変性は治ることはなく、進行を遅らせたり、視力を維持するのが目標。

と思っていましたが、眼内に注射する薬で、視力が回復することもあるようです。

 ラニズマブは、加齢黄斑変性症患者を対象とした第3相臨床試験で、視力の維持だけでなく、視力の回復が確認された初めての薬剤である。ルセンティス:眼内投与で黄斑変性症の視力が回復する例も:日経メディカル オンライン

視力が回復したという患者さんもいましたが、変わらないという患者も多い。

加齢黄斑変性の注射とは?

眼科から、○月○日から使用、みたいな指示で目薬が処方されることがある。

大体、白内障の眼内レンズとか加齢黄斑変性の注射前に抗菌剤の点眼薬を使用するケースが多い。

加齢黄斑変性の注射は、1か月に1回×3のスケジュールで打つことが多い。

 脈絡膜新生血管の発生には血管内皮増殖因子(vascular endothelial graoth factor:VEGF)が関係していると考えられており、VEGFを阻害することにより脈絡膜新生血管を退縮させる治療法です。現在認可されているVEGF阻害薬にはマクジェン、ルセンティス、アイリーアという3種類の薬があり、いずれも目の中(硝子体腔)に6週あるいは4週ごとに2~3回注射します。その後は定期的に診察をして、脈絡膜新生血管の活動性がみられれば、再度注射を行います。次に述べる光線力学的療法と組み合わせて治療を行うことがあります。日本眼科学会:目の病気 加齢黄斑変性

VEGF阻害薬が使われているのだろう。

抗血管新生薬療法です。

しかし、この前、ステロイドの点眼薬が注射前に処方されていた。

光線力学的療法では、いったん閉塞した新生血管が再発することが多く、繰り返し治療をしなければならないため日本では平均3回、治療が行われる。その過程で滲出病巣は退縮するが、結局はある程度の黄斑の萎縮を引き起こす。それでも無治療より視力低下が緩徐であることが証明されている。最近では、組織障害を減らすために、補助療法としてステロイドの眼内または眼周囲への注射が併用されている。加齢黄斑変性(おうはんへんせい)の最新治療|治療と検査の最新医療情報:全国病院選び・医院選び:特集記事

ステロイド注射の適性を調べるために処方されたというご家族の話でした。

アドナを加齢黄斑変性に?

加齢黄斑変性に対する経口薬としては、カルバゾクロムスルホン(アドナほか)という細血管に作用して血管透過性亢進を抑制する薬剤を使います。
まれに、抗凝固薬や抗血小板薬と相反するのではないかという質問を受けますが、同薬剤は血小板や血液凝固系には作用しませんので、併用しても問題はありません。

加齢黄斑変性の滲出型と萎縮型の違いは?

加齢黄斑変性は、眼の網膜にある「黄斑」という部分の機能が、加齢等の原因によって障害される病気です。高齢者の失明原因となる病気の一つで、近年増加する傾向にあります。
脈絡膜から発生する新生血管(脈絡膜新生血管)の有無で「滲出型」と「萎縮型」に分類されます。加齢黄斑変性症の種類:ノバルティス ファーマ株式会社

滲出型はウェットタイプ。 萎縮型はドライタイプ、と呼ばれているらしい。

滲出型は眼底出血をきたすけれど、萎縮型は眼底出血をきたさない、らしい。 つまり、失明することがあるのが滲出型。

日本人に多いのは滲出型の加齢黄斑変性で、治療法があるのも滲出型。

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