更新日:2016年9月1日.全記事数:3,079件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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抗うつ薬を使ったら躁病になった?


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躁転

抗うつ薬を使って元気になったと思ったら躁うつ病だった、という話。

うつ状態のみが現れる場合がうつ病であるのに対し、うつ状態と躁状態が現れるケースは双極性障害と診断される。

双極性障害がうつ状態と躁状態のどちらから始まるかは、半々だという。

うつ状態を訴える患者には、まずSSRIなどの抗うつ薬による治療が行われる。

これによりうつ状態は改善されるが、そのうち別人のようにテンションが上がって、活動的になることがある。

躁状態へ転向(躁転)してしまうのです。

一般に、双極性障害に抗うつ薬は使用しない。

しかし、双極性障害の初期には、どちらかわからないので、結果的に抗うつ薬を使ってしまうことがある。

その場合は、抗うつ薬を徐々に抜いていって、非定型抗精神病薬などに切り替える。

双極性障害Ⅱ型

双極性障害は、うつ病相と躁病相のそれぞれを詳細な問診によってエピソードを抽出した結果、診断します。

しかし近年は、病的な症状として(軽)躁状態のエピソードといえないようなもの、たとえばうつ状態にしてはエネルギーがある、イライラや攻撃的な症状があるというだけで、即、双極性障害Ⅱ型と診断が変えられてしまう傾向があるようです。

初診でうつ病と診断され、抗うつ薬で治療を受けるもののの症状が改善せず、焦燥や問題行動などが出現した時点で、急に双極性障害障害Ⅱ型と診断が変えられたというケースがあります。

治療薬は途中から炭酸リチウムやバルプロ酸ナトリウムなどが追加され病状がかえって不安定となり、難治性のメンタル障害であると説明されて落胆して、セカンドオピニオンを求めて別の医療機関を受診する。

その半数以上が適応障害やパーソナリティー障害であり、向精神薬をすべて中止したことで多くの症状が改善した、というケースがもあるようです。

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