更新日:2015年10月22日.全記事数:3,136件.

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1000人に1人がポックリ病?


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ブルガダ症候群

学生さんや働き盛りの社会人が、特に持病もないのに突然死んでしまうことをポックリ病と言うことがあります。

このような突然死の中には心疾患による致死的(死亡につながる)不整脈のケースが多く含まれているのですが、東南アジアや日本における致死的不整脈の原因として特に注目されているのがブルガダ症候群です。

ブルガダ症候群はブルガダ先生が最初に報告した男性に多い病気です。

特徴的な心電図所見(ブルガダ型心電図)がみつかることで診断されますが、このような所見が、ある年齢になって突然出現したり、時期によって所見がでたりでなかったりすることが知られています。

ブルガダ型心電図は、健康診断などで心電図検査をした場合0.1~1.0%にみられるとされています。

1000人集まれば1~10人はこのタイプの心電図ということになります。

ブルガダ症候群の人にブルガダ型心電図があっても、そのままの状態であれば自覚症状もありませんし、心機能も正常です。

ところが、このブルガダ型心電図は、致死的不整脈である心室細動を起こしやすいという特徴を持つことが問題になります。

一旦心室細動を起こすと、一過性の場合意識消失発作などで済みますが、最悪の場合死亡する可能性があります。ある論文によりますと、ブルガダ型心電図を呈している人の40%程度が過去に意識消失発作や心室細動を経験していますが(有症候者)、60%はまったく自覚症状がありません(無症候者)。

ブルガダ症候群だから突然死するというわけではありませんが、突然死のリスクがもともと高い人が1億人のうち10万人くらいはいるということです。

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