更新日:2016年12月21日.全記事数:3,136件.

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ダウン症にアリセプトが効く?


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ダウン症対象、初の臨床試験

ダウン症対象、初の臨床試験 日常生活能力の低下抑える – 47NEWS(よんななニュース)

 青年期以降のダウン症の人の一部に見られる、日常生活を営む能力の低下を抑えることを目指した初めての臨床試験(治験)を、製薬会社エーザイが8月にも始めることが29日、分かった。ダウン症の人の生活の質を改善することができるか検証する。

 エーザイによると、試験に使うのは、アルツハイマー病の治療薬として同社が販売している「アリセプト」(一般名ドネペジル塩酸塩)。神経の間の情報伝達を改善する。

 試験では、動作が緩慢になったり、発話が少なく閉じこもりがちになったり、睡眠障害が出るなどした15~39歳のダウン症の人に1日1回飲んでもらう。

ダウン症の方の平均寿命はかつては20代といわれていましたが、最近では50代まで生きられるようになってきたらしい。

でも、あまり40代、50代のダウン症の方を見る機会はない。

ダウン症の方が最終的にどういう顛末を辿るのか、よくわからない。

40歳以降にアルツハイマー病が高確率でおきる、らしい。

介護者の負担が少しでも軽減されるのなら、良いと思いますが。

臨床試験の対象は15~39歳。

現在アリセプトの用法用量は、「成人」となっているから、ダウン症に適応がとれた暁には、対象年齢は下がるのだろうか。

ダウン症とアリセプト

龍~なが 長崎新聞ホームページ:ダウン症患者にも効果との研究成果 アルツハイマー型認知症の治療薬(7月26日)

 先天性の染色体異常疾患「ダウン症候群」(ダウン症)の患者にみられる急激な日常生活能力の低下(退行現象)などの治療に、アルツハイマー型認知症の治療薬「塩酸ドネペジル(アリセプト)」が効果がある、との研究成果を長崎大学病院小児科の森内浩幸教授や諫早市の重症心身障害児(者)施設「みさかえの園むつみの家」の近藤達郎診療部長らの研究グループがまとめた。今年に入り8年間の研究内容を日本小児科学会の雑誌で発表した。
 退行現象は、これまでできた日常活動が短期間にできなくなる症状。患者の約10人に1人の割合で起き、20歳前後に多くみられる。具体的には▽動作の緩慢▽表情の乏しさ▽会話の減少▽睡眠障害-が挙げられる。改善は容易でなく、家族に精神的苦痛を強いてきた。また患者は加齢につれアルツハイマーにみられる症状が増え、60歳以上の75%に上るという報告もある。出生率の増加、平均寿命の伸びが顕著な中で対策が求められていた。
 塩酸ドネペジルは、神経伝達物質「アセチルコリン」を分解する酵素「アセチルコリンエステラーゼ」の働きを阻害する作用を持ち、アルツハイマーの進行を抑える薬剤。国内では1999年に認可された。現在はアルツハイマー型認知症にしか医療保険適用が認められていない。
 近藤部長らは2001年7月に薬の存在を知り検討を始めた。1999年には英国の医学雑誌でダウン症患者のQOL(生活の質)を向上させた事例が報告されたことも判明。長崎大学病院倫理審査委員会の承認を経て、02年6月からこれまでに長崎、佐賀両県の患者約60人(使用開始年齢13~58歳)に投与してきた。
 その結果、服用後1~数カ月で▽起床や食事といった生活パターンの確立など日常生活の改善▽精神的安定の維持▽表現力や語彙(ごい)数など言語機能の向上▽排尿機能の改善-といった効果があった。ただダウン症患者は解毒機能が低く薬剤の血中濃度が高くなりやすいため、過度に投与すると下痢や尿失禁、パニック症状などの副作用があることも分かった。
 森内教授と近藤部長は「患者の合併症の治療は進んだが、生活能力そのものを向上させる医療的手段はなかった。適正な用法、用量を守ればこの薬物療法は画期的だ。ダウン症患者への保険適用化を目指したい」としている。

ダウン症の退行現象というのは、アルツハイマーの症状とはまた違うものなのでしょうか。

ダウン症の場合、アルツハイマー病が高確率で起こるらしいです。

「ダウン症患者は解毒機能が低く薬剤の血中濃度が高くなりやすいため、過度に投与すると下痢や尿失禁、パニック症状などの副作用がある」ということなので、3mgの継続投与もできるといいですね。

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