2019年3月22日更新.3,398記事.5,982,483文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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ケトン体を測る試験紙?

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糖尿病とケトーシス

尿中のケトン体を測るケトスティックという試験紙がある。

ケトン体を測ると何がわかるのか。
ケトン体とは何か?

一般にケトーシスはグルコース代謝に異状をきたし、代償的にケトン体でエネルギー代謝を賄おうとして引き起こされる。例えば、重度の糖尿病患者では、β酸化の過度の亢進などにより肝臓からこれらのケトン体が大量に産生される。インスリンはグルコースの利用を促進するホルモンであるが、1型糖尿病患者ではインスリンが欠乏している。細胞内にグルコースを取り込む役割をするグルコーストランスポーターのGLUT4は、主に脂肪細胞、骨格筋、心筋に認められ、インスリンがないときには細胞内に沈んでいるが、インスリンを感知すると細胞膜上へと浮上してグルコースを細胞内に取り込む。このためインスリンが枯渇していると肝臓、筋肉といった組織がグルコーストランスポーターを介して血糖を細胞内に取り込むことが出来ず、体内に蓄積した脂肪酸をβ酸化することによりアセチルCoAを取り出し、TCAサイクルを回すことでエネルギーを調達する。このケトンによってアシドーシス(血液が酸性に傾く状態)となる。このようなケトンによるアシドーシスは特にケトアシドーシスと呼ばれ、特に糖尿病によって引き起こされた場合を糖尿病性ケトアシドーシスという。グルコースが枯渇しているような絶食時、激しい運動時、高脂肪食においてもケトン体が生成される。ケトン体 – Wikipedia

糖尿病でインスリンの作用が鈍くなると、血中のグルコースではなく、脂肪をエネルギーとして利用する。
そのとき生まれるゴミがケトン体。

血中にグルコースが不足した飢餓状態、ダイエット中、運動後、下痢・嘔吐などでもケトン体が上昇する。

でも、糖尿病性ケトアシドーシスでは、ケトスティックを使っても偽陰性になることがあるらしい。

3. 糖尿病性ケトアシドーシスによる、偽陰性
尿定性試験紙は、測定原理上、アセト酢酸は鋭敏に検出しますが3-ヒドロキシ酪酸は検出できません。そのため、糖尿病性ケトアシドーシスのような、3-ヒドロキシ酪酸が尿中に多く出され、アセト酢酸の出される量はほとんど変わらない場合、尿中ケトン体を検出できず、本当は陽性なのに陰性の結果となる場合(偽陰性)があります。血液から見える健康-第12回 ケトン体-他にもある糖尿病の検査|糖尿病特集サイト メディマグ

一般の人が尿中ケトン体を測定したい、と思うケースはあまり無いかと思うのですが、脂肪をエネルギーに変えられているかどうかを判定するダイエット効果の確認目的で使われることがある。

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アリミデックス服用中閉経後乳癌 併用非推奨なのは?

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薬剤師

アリミデックス(一般名:アナストロゾール)で治療中の閉経後乳癌の患者に対し、骨密度低下を防ぐために骨粗鬆症の治療薬を併用する必要がある。下記のうち、併用が推奨されていない薬剤はどれか。
A. ベネット(一般名:リセドロン酸ナトリウム)
B. エディロール(一般名:エルデカルシトール)
C. アスパラ-CA(一般名:L-アスパラギン酸カルシウム)
D. エビスタ(一般名:ラロキシフェン)
E. プラリア(一般名:デノスマブ)

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