更新日:2016年1月6日.全記事数:3,137件.

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むくみは腎機能悪化のシグナル?


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むくみと腎機能

「むくみ」は体内に水分などが溜まってしまう事で起こります。
本来血液中の水分は血管と血管の外の組織をいったりきたりしていますが、一旦血管の外に出た水分を引き戻しているのがタンパク質です。
タンパク質は水分を引き寄せる力があるため、血液中のタンパク質の量が正常であれば、組織に出ていく水分量と、血管に戻ってくる水分量のバランスは保たれます。

しかし、ネフローゼ症候群によって血液中のタンパク質が十分でないと、そのバランスがくずれ、組織内に余分な水分がたまっていき「むくみ」が起こってしまうのです。

尿中にタンパク質が漏れ出すということは、血液中からタンパク質が失われるということ。
血液中のたんぱく質が少なくなれば、血液中の水分は組織に移行する。

むくみがあるからといって、腎臓病を疑う人は少ないですが、その可能性も頭に入れておく。

むくみの原因はタンパク質不足?

タンパク質の摂取量が減ると、むくみやすくなる。

血液中には、赤血球・白血球・血小板・アルブミン・グロブリンなど多くのタンパク質が溶けています。

で、それらのたんぱく質が減ると、血管内から血管外に水分が移動して、浸透圧を保とうとする。

1.濃度の異なった2種類の液体を隣り合わせに置くと、お互いに同じ濃度になろうとする。この同じ濃度になろうとする力を浸透圧という。

2.浸透圧の強さは水中に存在する粒子の数に比例する・・・粒子にはブドウ糖のような分子もあればNaやKのようなイオンもある。

3.小さな粒子だけが通れる程度の小さな穴のあいた膜を半透膜という。半透膜は蛋白質以外のものを通す膜である。水.NaCl.ブドウ糖などは粒子が小さいので半透膜を自由に通過できる。 蛋白質だけがずば抜けて粒子が大きいので,半透膜を通過できない。

4.細胞膜は半透膜であり、細胞内液と細胞外液とは細胞膜という半透膜を隔てて存在している。

5.血管壁も半透膜であり、血液と細胞外液は血管壁という半透膜を隔てて存在している。リンパ浮腫を理解するために-その1:リンパ浮腫・血管外科外来:たかの橋中央病院 広島

むくみというと、塩分の摂りすぎをまずイメージしますが、タンパク質不足というのもあるかも。

病気で低たんぱく血症になる原因としては、
・肝機能低下による蛋白合成障害。肝硬変などが代表的である。
・腎機能低下による蛋白喪失。ネフローゼ症候群の医学的特徴である尿へのタンパク質の過剰な排出(タンパク尿)があげられる。

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