記事
睡眠時無呼吸で死ぬ?
公開. 投稿者:睡眠障害.この記事は約1分18秒で読めます.
1,339 ビュー. カテゴリ:睡眠時無呼吸症候群の死亡率
睡眠時無呼吸症候群ガイド
重症の閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の死亡率が健常人よりも高いことは知られています。以前は睡眠中に繰り返す無呼吸と低酸素血症があることから、無呼吸自体で夜中に突然死することがありうると考えられていました。ただし終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)中に死亡する例は少なく、やはりあまりないのではないかと思われていました。
しかし最近のアメリカでの報告によるとPSGを受け、その後経過観察中に心血管系の原因で突然死した112人の検討では、一般人口では朝6時から12時までに多いが、OSASと診断された群での死亡は夜間0時から6時の間に一番多かった。
また重症OSASでは健常人と比べて死亡する確率は2.6倍でした。このことは無呼吸自体では突然死はなくても心血管系の合併症による突然死はおこりうることを示しています。このデータではCPAP治療の効果は検討されていませんが、CPAP治療で死亡率が減少することも報告されており、OSASの早期診断と正しい治療が突然死も減らすことができると考えられています。
いびきのひどい人は、周りの人が心配になる、まるで死にそうになるくらいのいびきをかく。
しかし、いびきが止まってそのまま死ぬということは無い、と思っていましたが。
この結果をみると、そうでもないのかな。
睡眠時無呼吸症候群で睡眠中に死ぬ?
睡眠時に無呼吸状態を繰り返す疾患を、睡眠時無呼吸症候群と呼びます。
無呼吸が直接の原因となって死亡することはなく、無呼吸によって睡眠中に覚醒してしまい、十分な睡眠が取れなくなることが問題となります。
睡眠が十分取れないことで、日中の集中力の低下、居眠り、突発睡眠などの症状が出現します。
それによって、居眠り運転で死亡、なんてことは起こり得る。
勉強ってつまらないなぁ。楽しみながら勉強できるクイズ形式の勉強法とかがあればなぁ。
そんな薬剤師には、m3.com(エムスリードットコム)の、【PR】薬剤師のための「学べる医療クイズ」がおすすめ。