記事
プラザキサとワソランは2時間以上空ける?
公開. 更新. 投稿者:脳卒中/血栓. タグ:抗凝固薬, プラザキサ. 閲覧数:992回
1分20秒で読める. カテゴリ:
スポンサーリンク
プラザキサとワソランの相互作用
プラザキサとワソラン。
併用されそうな薬です。
プラザキサの添付文書に、
ベラパミル塩酸塩(経口剤)との併用によりダビガトランの血中濃度が上昇することがあるため、本剤1回110mg1日2回投与を考慮すること。また、本剤服用中に新たにベラパミル塩酸塩(経口剤)の併用を開始する患者では、併用開始から3日間はベラパミル塩酸塩服用の2時間以上前に本剤を服用させること。
と書かれている。
ワソランが1日3回毎食後だとしたら、プラザキサは1日2回朝夕だから。。。朝食後が8時ころだとしたら6時、夕食後も8時ころだとしたら6時。
夕方6時に飲むのは問題ないとして、朝の6時にプラザキサを飲むのはちょっと難しいのではないかと。
プラザキサ服用中にワソランを追加するのは止めてほしいな。
プラザキサとP糖たんぱく
プラザキサはP糖蛋白の基質となるため、これに起因する相互作用には気を付けなくてはならない。
ワソランは、P糖蛋白との親和性が強く、P糖蛋白阻害薬として働く。
ワソランにプラザキサを併用するとP糖蛋白によるプラザキサの排出が抑制され、プラザキサの血中濃度が上昇するので、これらは併用注意となっている。
スポンサーリンク
この記事に関連する記事
服薬指導のツボ②

今日も服薬指導で心が折れる
「薬の説明の紙いらない」「お薬手帳いらない」「服薬指導いらない」「薬袋いらない」
とか言ってくる患者さんいますよね。
それならもっと突っ込んで「薬いらない」と言ってほしい。


↑こういう患者いるよねー
薬剤師の情報収集法
時間の無い医療従事者にとって、効率的な情報収集は必要不可欠です。私は学生時代から効率的な勉強方法を探って生きてきました。
例えば、1時間でいかに効率よく勉強するか、ということを1週間かけて考えていました。。。今になって思えば1週間勉強すればよかったと思います。
とにかく、この情報過多の時代を生き残るカギは、質の高い情報をいかに入手するかということにかかっていると思います。
有象無象の情報がうずまく社会、インターネットでググってウィキペディアで調べるという私の得意技でもありますが、一般人と同じようなことをしていて薬剤師という専門性の高い職種の職能を発揮できるでしょうか?
自虐的になりますが、こんなくだらないブログを見るより専門性の高いサイトで情報収集したほうが有益でしょう。ぃぇ、私のブログも有益な情報を提供したいとは思っていますが。
私の情報収取先として重宝しているのが、
国内最大級の医療従事者向け会員登録制サイト「m3.com」エムスリードットコムです。
求人情報が頻繁に来るのはウザイですが、情報の質はやはり医療従事者向けということで必要な情報が上がってきます。たまに、「こんなクソ薬局辞めてやる!」と自暴自棄になる私にとっては求人情報もある種の心の拠り所にもなったりします。
「m3.com」エムスリードットコムも登録は無料ですが、他の登録制の医療従事者向けサイト、ケアネットとか、日経メディカルとかも無料ですので、ひと通り登録しておいて損は無いと思います。自分に合った情報入手方法で日々の勉強を共に頑張りましょう。