更新日:2016年11月20日.全記事数:3,136件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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頭痛にワソラン?


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頭痛にカルシウム拮抗薬?

片頭痛予防にいろんな薬が使われますが、高血圧に使われるカルシウム拮抗薬が使われることもあります。

片頭痛予防に適応があるのがテラナスミグシス
それ以外のカルシウム拮抗薬も血管拡張作用により片頭痛の予防に効きます。
服用始めには、血管拡張作用で逆に頭痛が引き起こされる可能性がありますが、持続する血管拡張作用により片頭痛発作を防ぎます。

群発治療予防にベラパミル?

日本ではベラパミル(ワソラン)使用する場合に一つの障壁がある。
それは、医療保険の効能において、ワソランは“狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患”のみで、かつ処方として“通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80mg)を、1日3回経口投与”と書かれている。群発治療予防にベラパミル処方する場合は心電図をお忘れずに・・・・ 内科開業医のお勉強日記

群発頭痛に適応のある薬には、イミグランキット皮下注があります。
予防には使えませんが。

片頭痛の予防には、Ca拮抗薬とかが使われます。
テラナス/ミグシスでは群発頭痛には物足りないのだろうか。

「群発頭痛」「尿管結石」「お産」を世界3大痛というらしい。
群発頭痛は死ぬほど痛いけど、群発頭痛で死ぬことは無い。

Ca拮抗薬による頭痛?

血管を広げる作用が顔や頭の血管に強く表れると、顔の火照りや頭痛が表れることがあります。

片頭痛の予防薬は?

急性期の治療だけでは生活に支障が出る場合、あるいは急性期の治療薬を月に10日以上服用している場合には、予防的治療を行います。
ガイドラインでは、片頭痛の発作が月に2回以上ある方には、予防治療を推奨しています。

現在、片頭痛の予防薬として保険適用となっているのは、ロメリジン(Ca拮抗薬)、バルプロ酸(抗てんかん薬)です。
しかし臨床的には、ベラパミル(Ca拮抗薬)、プロプラノロール(β遮断薬)、アミトリプチリン(抗うつ薬)、ガバペンチン、トピラマート(抗てんかん薬)などが使われています。

急性期の治療薬は、広がった血管を元に戻す血管収縮作用がありますが、予防薬のCa拮抗薬は逆に血管をひろげる作用を持った薬剤です。
片頭痛では、何らかの原因で血管が収縮し、その後リバウンドで普段より広がった時に頭痛発作が起こると考えられています。
そこで、血管が収縮しないように、予防薬を投与するのです。

最近、予防薬として注目されているのはカンデサルタン4mg(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬:ARB)です。
実際、Ca拮抗薬やβ遮断薬より効果的だという患者さんがかなりいます。
おそらく、RA系阻害作用が血管をしなやかにし、さらに血管の無菌性炎症を抑制しているために予防効果があるのだと思われます。

通常、予防薬は1~2カ月服用して効果を判定します。
ただし、Ca拮抗薬やβ遮断薬では、血圧が下がり過ぎてフラフラする方や、徐脈になる方もいますので、特に高齢者は注意しなくてはいけない予防薬です。
したがって、これらの薬剤が予防薬として処方されている方には、服薬指導の際に血圧の下がり過ぎや徐脈のことを確認します。

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