更新日:2017年1月22日.全記事数:3,137件.

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ペリアクチンは胃潰瘍に禁忌?


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ペリアクチンと胃潰瘍

胃潰瘍に禁忌の抗ヒスタミン薬がある。

ペリアクチンとタベジール。

同じ抗ヒスタミン薬でもH2ブロッカーは胃潰瘍の治療に使われます。

ペリアクチンの禁忌には、

狭窄性胃潰瘍のある患者[抗コリン作用により胃内容の停滞が起こり,その結果胃酸分泌亢進が起き,症状を悪化させるおそれがある。]

タベジールの禁忌には、

狭窄性消化性潰瘍又は幽門十二指腸閉塞のある患者〔抗コリン作用により消化管運動が抑制され、症状が悪化するおそれがある。〕

と書かれている。

抗コリン薬が胃潰瘍に使われることもありますが、どういうことなのでしょうか。
ブスコパンやチアトンなどの抗コリン薬の禁忌には、狭窄性胃潰瘍などの文言はない。

胃潰瘍のやっかいなケースとして、出血性潰瘍、穿孔性潰瘍、狭窄性潰瘍などがある。
出血や穿孔はわかりますが、胃潰瘍で狭窄するというパターンがイメージできなかったのですが。

潰瘍を繰り返して胃の出口(幽門、十二指腸球部)付近に瘢痕ができて大きくなってくると、胃の出口が狭まり、胃内容物が停滞し、胃酸分泌が亢進し、症状が悪化する、ということらしい。

しかし、ペリアクチンやタベジールなどの抗ヒスタミン薬以上に、当然、抗コリン薬のほうが狭窄性胃潰瘍に対してリスキーであり、禁忌となっていておかしくないのですが不思議。
ペリアクチンなどの抗ヒスタミン薬には、食欲増進作用もあるので、胃内容物の停滞がもたらす影響が大きいのかも。

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