2018年12月15日更新.3,343記事.5,774,031文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

イトリゾールとCa拮抗薬は併用禁忌?

スポンサーリンク


イトリゾールとCYP3A4

グレープフルーツジュースとCa拮抗薬の相互作用は有名です。
グレープフルーツジュースがCYP3A4の活性を阻害するので、Ca拮抗薬の代謝が阻害され、血中濃度が上昇する。

イトラコナゾールもCYP3A4の阻害作用がある薬として有名です。
なので、イトラコナゾールとCa拮抗薬の併用についても同じように注意が必要。

特に、イトリゾールと併用禁忌になっているCa拮抗薬は、アゼルニジピン(カルブロック、レザルタス)とニソルジピン(バイミカード)です。

これらの薬が処方された際には疑義照会が必要となります。
しかし、恐らく疑義照会をしたとしても他のCa拮抗薬、アムロジピンなどに変更となる可能性が高いです。

保険請求上や個別指導の上では、添付文書上併用禁忌となっていない薬への変更で、ミッション終了となりますが、患者が服用する上では、副作用のリスクが上昇する為、そこに対する注意喚起は重要です。

「降圧効果が強く出る恐れがあるので、体のふらつき、めまいなど、いつもと違う症状が出たら、血圧を測定してください」と伝える。
重篤な副作用のリスクがある薬剤については、注意深く初期症状の有無を観察すべきである。
また、高齢者や肝機能が低下した患者にCYPを阻害する薬剤が投与された場合には、副作用が起こりやすいので注意が必要である。

イトリゾールと併用禁忌の薬

イトリゾールと併用禁忌の薬は多い。

ピモジド(オーラップ)
キニジン
ベプリジル(ベプリコール)
トリアゾラム(ハルシオン)
シンバスタチン(リポバス)
アゼルニジピン(カルブロック)
ニソルジピン(バイミカード)
エルゴタミン(クリアミン)
ジヒドロエルゴタミン
エルゴメトリン
メチルエルゴメトリン
バルデナフィル(レビトラ)
エプレレノン(セララ)
ブロナンセリン(ロナセン)
シルデナフィル(レバチオ)
タダラフィル(アドシルカ)
アスナプレビル(ジメンシー、スンベプラ)
バニプレビル
スボレキサント(ベルソムラ)
イブルチニブ(イムブルビカ)
チカグレロル(ブリリンタ)
アリスキレン(ラジレス)
ダビガトラン(プラザキサ)
リバーロキサバン(イグザレルト)
リオシグアト(アデムパス)

特に処方頻度の高い赤字の薬については注意する。

スポンサーリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう
follow us in feedly

最新の記事

人気の記事

最近のコメント

  • 11/27 デパス0.25mg? (ジョン) 0.25役に立ってます。 過眠症でモディオダール服用し、副...

検索

スポンサーリンク

リンク

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ