更新日:2015年10月22日.全記事数:3,191件.

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ブロメラインとゲーベンを混ぜちゃダメ?


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ブロメラインとの混合

ブロメライン軟膏には-SH基があり、Agやヨードを含む軟膏・ドレッシング剤と合わさることによって-SH基の化学変化が起こり、ブロメライン軟膏の効果が得られなくなる可能性があります。当院で、Agを含むドレッシング剤は、『アクアセルAg』で、軟膏は、『ゲーベン』があります。ヨードを含む軟膏は、『カデックス』と『ポビドリンパスタ』があります。これらの製品とブロメライン軟膏が合わさることは、避けてください。■質問:ブロメライン軟膏と配合変化が起こる軟膏・ドレッシング剤を教えてください。 – 大隅鹿屋⇒鹿児島⇒沖永良部島⇒指宿病院薬剤師日記 – Yahoo!ブログ

ブロメライン軟膏の化学構造に存在するSH基がゲーベンクリームに含まれる銀イオンと化学反応を起こし、ブロメライン軟膏が不活化されるので混合不可とされています。

ブロメラインの添付文書には、
「SH型酵素といわれ、システイン、H2S、NaCNにより活性化され、Hg++、Ag+により不活性化される。」
と書かれているので銀イオンはわかるけど、ヨードもやっぱりダメなのかな。

ゲーベンクリームの添付文書には、
「外皮用酵素製剤の作用を減弱させるおそれがあるので,併用する場合には注意すること.〔銀が酵素のSH基と結合し,酵素活性を減弱させる可能性がある.〕」
との記載がみられる。
カデックス軟膏やポビドリンパスタの添付文書には、特に併用薬に関する注意の記載は見られない。

そもそも、ゲーベンクリーム、イソジンシュガーパスタ軟膏、ユーパスタ/ソアナース軟膏には「他剤と混合して使用しないこと。」と記載されているので、混合はできない。カデックス軟膏には同様の記載は無いので、知らないと混ぜちゃうのかも。

ただ、同じ部位に併用して処方されることがあるかも知れないので、皮膚上で混合しないように注意が必要。

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