更新日:2017年1月5日.全記事数:3,190件.

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ピロリ菌の三次除菌?


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ピロリ菌の三次除菌

ピロリ菌の除菌は、まず、プロトンポンプ阻害薬とアモキシシリン水和物(サワシリン、パセトシン他)、クラリスロマイシン(クラリス、クラリシッド他)の3剤を併用する一次除菌を行います。

除菌できなかった場合は、一次除菌のレジメンのうち、クラリスロマイシンをメトロニダゾール(フラジール他)に代えて二次除菌を行います。

クラリスロマイシンの耐性菌が増加していることから、一次除菌の成功率は60~70%にとどまりますが、一次除菌失敗例の90~98%で二次除菌が成功します。

つまり、二次除菌まで行っても失敗するのは100人中2~3人程度と多くはありません。

二次除菌失敗例には、保険適用外ですが、三次除菌が行われます。

ヘリコバクターピロリ菌の三次除菌療法について

三次除菌療法として、耐性菌率の低いニューキノロン系の抗生剤やミノサイクリン(MINO)などを用いた除菌療法がいくつか試みられている。PPI + AMPC +レボフロキサシン(LVFX)で80%の除菌率、PPI + MINO + MNZ で85%の除菌率との報告がある。一方、本邦で唯一使用可能なビスマス製剤である次硝酸ビスマスを用いたAMPC+MNZ+次硝酸ビスマス(AMPC 1,500mg+ MNZ 1,200mg,最初の2週間+次硝酸ビスマス4週間)でも74%の除菌率との報告がある。当科での成績では、PPI+AMPC+LVFX(ラベプラゾール 20mg+AMPC 1,500mg+LVFX 600mg,1 ~ 2 週間) で除菌率66.7 %、PPI + MNZ +LVFX(ラベプラゾール 20mg + MNZ 500mg +LVFX 600mg,1週間)で除菌率66.7%であった。これらのプロトコールは二次除菌療法失敗例のみならず、一部はペニシリンアレルギー症例にも用いることのできる除菌療法として考案されたものである。また、薬剤の投与期間を長くし、除菌率を向上させようとする工夫もなされている。

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