更新日:2015年10月22日.全記事数:3,190件.

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陣痛促進剤は危険?


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脳性まひ3割、出産時に陣痛促進剤

脳性まひ3割、出産時に陣痛促進剤 うち8割不適切使用 – ニュース – アピタル(医療・健康)

 出産時の事故で、重い脳性まひになった赤ちゃん188人の3割に陣痛促進剤(子宮収縮薬)が使われ、そのうち8割は、薬の量が基準より多いなど不適切だったことがわかった。脳性まひの赤ちゃんへの医療費を補償する産科医療補償制度を運営する日本医療機能評価機構が7日、報告書を公表した。

 2009、10年に生まれ、補償制度の対象になった188人を分析すると、56人(30%)にお産の陣痛を誘発するための点滴や飲み薬が使われていた。そのうち43人(77%)は、日本産科婦人科学会などが定める診療指針の基準を逸脱していた。使い始めの薬の量や途中の増加量などが基準より多いケースが大半だった。脳性まひとの因果関係が不明、別に理由があるケースも含まれている。

 さらに、薬の必要性とリスクを妊婦らに十分に説明し、同意をとることも求められているが、8人については同意がなかった。カルテの記録が不十分な例もあった。

陣痛促進剤を使ったから脳性まひになった、というよりも、陣痛促進剤を使うような状態自体が脳性まひのリスクの高い状態ともいえそう。

うちの奥さんも陣痛促進剤を使いましたが、へその緒がねじれた状態だったようで、微弱陣痛だったので、陣痛促進剤を使ってもらってよかったと思っています。

陣痛促進剤の過剰投与が大量出血につながった

asahi.com(朝日新聞社):【茨城】 産婦人科医らに損害賠償命じる 出産後死亡は「過失」/水戸地裁 – アピタル(医療・健康)

 2005年、取手市の産婦人科医院で出産した女性(当時32)が大量出血し、4日後に死亡したのは医師の過失だとして、利根町に住む遺族3人が、医師や医院を経営していた医療法人に計約8500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が27日、水戸地裁であった。窪木稔裁判長は医師らの過失を認め、医師と医療法人に計約7千万円の支払いを命じた。
 判決によると、女性は05年8月、取手市の医院で次男を出産。その際、子宮から大量出血し、4日後に死亡した。
 判決は、女性が出産後に大量出血していたにもかかわらず、原因の特定や輸血などをせず、「出血状況の管理と適切な処置を怠った」と、医師の過失を認定。また、女性がショック状態であることや出血量などを転送先の病院に正確に伝えなかったことも過失と認めた。
 その上で、因果関係について、「医療水準にかなった医療行為をしていれば、(女性が)生存していた可能性が高い」と、遺族側の主張を認定した。
 遺族側は当初、陣痛促進剤の過剰投与が大量出血につながったと主張していたが、遺族側代理人の横田由美子弁護士によると、訴訟の長期化を避けるなどの理由で、途中から主張を取り下げたという。
 判決に対して、産婦人科医院の担当者は「判決の内容を検討して、県医師会や弁護士と相談の上対応したい」と話した。また、当時医院を運営していた医療法人緑生会(千葉県我孫子市)の担当者は「判決を見た上で今後の対応を考える」と話した。

裁判の長期化を避けるために「陣痛促進剤の過剰投与が大量出血につながった」という主張を取り下げたと。

薬を絡めると、メーカーが医師をバックアップしちゃうからかな。

でも、播種性血管内凝固症候群で死亡したらしいけど、それでも「医療水準にかなった医療行為をしていれば生存していた可能性は高い」のでしょうか。

播種性血管内凝固症候群の死亡率は60%前後と、極めて予後不良の病気。

この「橋本産婦人科クリニック」は現在「かんの産婦人科」に変わっているらしい。

「当時医院を運営していた医療法人緑生会」って書いてあるから、医師も経営者も変わったんだろうな。

こういう裁判起こされると、経営厳しいよね。

陣痛促進剤の使用は患者の同意を得てから

陣痛促進剤 同意を得てから 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

 出産の時に使われる陣痛促進剤について、使用の際は患者に危険性などを説明して同意を得るよう薬の添付文書に明記されることになった。このことは、患者団体「陣痛促進剤による被害を考える会」(出元明美代表)が長年、改定を求めていた。
 薬の審査や安全対策を行う医薬品医療機器総合機構によると、添付文書が改定されたのは、オキシトシン(一般名)など3種類7製品。
 今回の改定ではこのほか、〈1〉少量ずつ投与が可能な「精密持続点滴装置」を使う〈2〉脳内出血や出産前に胎盤がはがれ始める「常位胎盤早期剥離(はくり)」などの緊急状態が起こることがあるため患者の状態を十分観察する――などが盛り込まれた。同機構が6月1日付でメーカー側に指示した。
 陣痛促進剤は、効き目に個人差が大きく、投与は産婦や胎児の状況を十分に観察しながら慎重に行う必要がある。しかし、過剰な投与など不適切な使用が以前から問題になっており、患者側に十分な説明がないまま使われる例が多いといった指摘もあった。

うちの奥さんも、子供の首にへその緒が巻き付いているかも知れないとかで、陣痛促進剤を使って出産しました。

鬼の形相で痛みと戦っていました。

次の出産では陣痛促進剤はなるべく使いたくないと言っています。

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