2018年12月14日更新.3,343記事.5,772,518文字.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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痔に効く舌下錠?

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ヘモリンガル舌下錠

舌下錠といえば、ニトログリセリンがあります。
ニトロペンとか。
むしろ、ニトログリセリンしか知らない。

しかし、珍しいことに、痔に使う舌下錠があるという。
その名は「ヘモリンガル舌下錠」。
成分は静脈血管叢エキス。

静脈血管叢エキスは雑食動物の静脈叢を加水分解して得た乾燥エキスで,主成分はポリペプタイドである。

雑食動物ってなんだ。
人間じゃないよなあ。気になる。ネズミ系かな。

用法は、

通常,静脈血管叢エキスとして1回0.18mg(本剤1錠)を1日3回舌下投与する。

ニトロみたいに頓服ではない。
舌下錠というと、即効性を期待しそうですが、添付文書上は1日3回となっている。

本剤は舌下錠のため,口腔粘膜から徐々に吸収させること。(嚥下すると効果が著しく低減する。)

飲んではダメ。
静脈血管叢エキスって、イメージ的に高分子な気がしますが、舌下から吸収されるのだろうか?

インタビューフォームの開発の経緯

1929 年 Sivori,L.らは臓器特有の蛋白の分解、合成には特異的活性を 持つ酵素が必要なことを提唱し、臓器組織を酵素的に加水分解して原蛋 白分子の特異性を残したポリペプタイドをつくり、これが経皮、経粘膜 投与では同属臓器に最も有効に働くが、経口投与ではその効果が著しく 減じ、非経口ではむしろ組織障害さえ認めることを実験的に示した。 一方潰瘍性大腸炎の治療薬を独自に探索していた Conforto,V.は Sivori,L.の報告を肝水解物を用いて追試して同様の結果を得、ついで 自らの患者のために腸管水解物をつくって与えたところ、目的の潰瘍性 大腸炎に対する効果よりも、たまたま患者の一部に合併していた痔核に 全く予期しなかった改善効果を認めた。そこで彼は腸管に代えて痔静脈 叢を用いて水解物をつくり、少量で痔核症状を改善する新しい経口腔粘 膜用剤を完成した。

もともと潰瘍性大腸炎の薬として研究されていた。
飲んでは効果がなく、塗っては組織障害を認めたので、舌下投与となった。

ニトログリセリンはグリセリンなので甘いですが、静脈血管叢エキスは不味そうだなあ。

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コメント

  1. 懐かしい古い薬!
    だけど、あれは効いていた。
    確かに、若い女性の患者さんは使いやすくて希望する事が多かった。
    最近は見ないので忘れていた。

    真由香:2013/7/9

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