更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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劇薬は強い薬?


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劇薬とは?

劇薬や毒薬は、普通の薬と比べて毒性が強く、副作用の発現率も高く、薬効も強いもの。
一般的にそういう感覚。

具体的には、致死量が、経口投与で体重1kgあたり300mg以下、皮下注射で体重1kgあたり200mg以下のものを言うらしい。

劇薬と普通薬は棚が分けられているので、調剤の際、劇薬だと知らずに普通薬の棚を探したりすることはよくある。
時間のロスになるので、何が劇薬で何が毒薬か、覚えておく必要がある。

ジフラールは劇薬じゃない?

「強い薬は劇薬」となんとなく思い込んでいると、ストロンゲストのステロイド外用薬であるジフラールやダイアコートは、もちろん劇薬だろう、と思いきや、普通薬。

ベリーストロング以上では、上記のジフラール/ダイアコート、マイザー、そしてパンデルが普通薬で、それ以外は劇薬。
マイザーはよく処方されるので、場所も覚えているが、ジフラールやダイアコートは思い込みで調剤すると、なかなか見つからない。

患者さんからすると、ネリゾナ(ベリーストロング)からジフラール(ストロンゲスト)にランクアップしたとしても、劇薬から普通薬にランクダウンしている印象を持つかも知れない。

劇薬は他の薬と分けて保管すべき?

ちょっと古い調剤事故のニュースですが、リズミックとグリミクロンを間違えて調剤した事故があります。

リズミックは低血圧の薬、グリミクロンは糖尿病の薬。

名前もそんなに似てないと思うし、低血圧の薬と糖尿病の薬で全然違うし、と思ってしまいます。

しかし、そういうこともたまにあります。

棚の配置の関係とかで。

棚の配置。

そこが取り沙汰されました。

この薬局では、劇薬と他の医薬品を区別せずに管理していた。
過去2度にわたって県が改善を指導したが、是正しなかった。
こうしたずさんさが重大な結果を招いたとして、県は薬事法違反で薬局管理者変更を命ずる行政処分を行ったという。

しかし、県によると、経営者は、別の患者に処方するため薬局の机に置いていたグリミクロン錠が、死亡した患者に処方するリズミック錠と包装などの外見が似ていたため、そのまま渡してしまったという。経営者は「確認作業が足りなかった」と話している。

棚からピッキングするときに間違えたわけではないのですね。

劇薬だから危険、普通薬だから安全、というわけでもありませんし。

ロキソニンとか、以前は劇薬だったけど今は普通薬になってるのもあるし。

でも、糖尿病の薬は危険ですね。

糖尿病の薬は別の棚にする、ってしたほうがいいかも。

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コメント

  1. 劇薬の保管についてご教授下さい。

    毒薬と異なり、劇薬は保管に施錠が必要とされませんが、劇薬を施錠保管(もちろん毒薬をは別のところで)することは不適切なのでしょうか?

    看護師や救急救命士の国家試験で問題になったことがあります。

    よろしくお願いします。

    お主も悪よのう:2017/6/10

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職業:管理薬剤師
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