更新日:2015年10月22日.全記事数:3,190件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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もらった薬を返すから返金して?


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余った薬

貰った薬を返すから、返金して NMP エーザイの医療関係者向けサイト

•投薬を受けたけれども飲まずに余った
•数日前に投薬を受けたが、症状変化で処方が変更となったから余った 等々

この様な理由で余った薬の返品・返金を求められることがあります。確かに自分たちが投薬した薬、その時のまま手付かずで支障なく使えそうだし・・・しかも患者さんの多くは、≪一般用医薬品(OTC医薬品)と同じ薬屋さんでお金を払って、買った薬≫という大きな誤解を信じて疑いません。

こうした事例については、病院薬剤師会からの通知(日病薬発第16-341号 平成17年1月27日付)で、残った薬の交換や返金には応じない旨が明記されていますが、この機会にOTC医薬品と処方せん医薬品との違いについて考えてみましょう。

OTC医薬品も処方箋医薬品も薬事法のもとでは医薬品ですが、OTC医薬品はいわゆる民法の範囲で物品販売の商品として解釈されるのに対し、医療保険制度のもとでの処方箋医薬品は、健康保険法の≪療養の給付≫として診察や治療とともに給付されたものであると解釈されます。診察や治療をさかのぼって無かった事にすることが出来ないのと同じ様に、ルールに従い適正に給付された薬も、後戻り(返品)する性質のものではないと考えられます。違和感を持つ人があるかも知れませんが、同じ『薬』でも、関わる法律によって全く異なったものとして解釈されることを是非知っておきましょう。

ときどきいますね、こういう患者さん。

感覚的にはわからなくもありませんが。

余った薬ももったいないし。

こういう方は○○オークションに出品して・・・冗談です。

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名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
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