更新日:2016年12月21日.全記事数:3,190件.

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エフピーとトリプタンは併用禁忌?


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エフピーの併用禁忌

エフピーOD錠とゾーミッグが処方されている患者で、レセコンに併用禁忌のメッセージが出た。

で、エフピーの添付文書を調べたところ、

併用禁忌

(併用しないこと)

薬剤名等ペチジン塩酸塩(オピスタン等)
*トラマドール塩酸塩(トラマール等)
臨床症状・措置方法*高度の興奮、精神錯乱等の発現が報告されている。なお、本剤の投与を中止してからトラマドール塩酸塩の投与を開始するには少なくとも14日間の間隔を置くこと。またトラマドール塩酸塩から本剤に切り換える場合には2~3日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子機序は不明である。

薬剤名等非選択的モノアミン酸化酵素阻害剤(サフラジン塩酸塩)
臨床症状・措置方法高度の起立性低血圧の発現が報告されている。
機序・危険因子詳細は不明であるが、相加作用によると考えられる。

薬剤名等三環系抗うつ剤
 アミトリプチリン塩酸塩等(トリプタノール等)
臨床症状・措置方法高血圧、失神、不全収縮、発汗、てんかん、動作・精神障害の変化及び筋強剛といった副作用があらわれ、更に死亡例も報告されている。
機序・危険因子詳細は不明であるが、相加・相乗作用によると考えられる。

薬剤名等選択的セロトニン再取り込み阻害剤
 フルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス等)
 パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル)
 セルトラリン塩酸塩(ジェイゾロフト)
 *エスシタロプラムシュウ酸塩(レクサプロ)
臨床症状・措置方法*両薬剤の作用が増強される可能性があるので、本剤の投与を中止してから選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤及びノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤の投与を開始するには少なくとも14日間の間隔を置くこと。
また本剤に切り換える場合にはフルボキサミンマレイン酸塩は7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩、アトモキセチン塩酸塩、ミルタザピン及びエスシタロプラムシュウ酸塩は14日間、ミルナシプラン塩酸塩は2~3日間、デュロキセチン塩酸塩は5日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子セロトニン再取り込み阻害作用があるため脳内セロトニン濃度が高まると考えられている。

薬剤名等セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
 ミルナシプラン塩酸塩(トレドミン)
 デュロキセチン塩酸塩(サインバルタ)
臨床症状・措置方法*両薬剤の作用が増強される可能性があるので、本剤の投与を中止してから選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤及びノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤の投与を開始するには少なくとも14日間の間隔を置くこと。
また本剤に切り換える場合にはフルボキサミンマレイン酸塩は7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩、アトモキセチン塩酸塩、ミルタザピン及びエスシタロプラムシュウ酸塩は14日間、ミルナシプラン塩酸塩は2~3日間、デュロキセチン塩酸塩は5日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子脳内モノアミン総量の増加が考えられている。

薬剤名等選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤
 アトモキセチン塩酸塩(ストラテラ)
臨床症状・措置方法*両薬剤の作用が増強される可能性があるので、本剤の投与を中止してから選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤及びノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤の投与を開始するには少なくとも14日間の間隔を置くこと。
また本剤に切り換える場合にはフルボキサミンマレイン酸塩は7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩、アトモキセチン塩酸塩、ミルタザピン及びエスシタロプラムシュウ酸塩は14日間、ミルナシプラン塩酸塩は2~3日間、デュロキセチン塩酸塩は5日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子脳内モノアミン総量の増加が考えられている。

薬剤名等ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤
 ミルタザピン(レメロン等)
臨床症状・措置方法*両薬剤の作用が増強される可能性があるので、本剤の投与を中止してから選択的セロトニン再取り込み阻害剤、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤、選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤及びノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤の投与を開始するには少なくとも14日間の間隔を置くこと。
また本剤に切り換える場合にはフルボキサミンマレイン酸塩は7日間、パロキセチン塩酸塩水和物、セルトラリン塩酸塩、アトモキセチン塩酸塩、ミルタザピン及びエスシタロプラムシュウ酸塩は14日間、ミルナシプラン塩酸塩は2~3日間、デュロキセチン塩酸塩は5日間の間隔を置くこと。
機序・危険因子脳内ノルアドレナリン、セロトニンの神経伝達が高まると考えられている。

たくさんあるんだけど、トリプタン系の記載は見当たらない。

併用注意にも見当たらない。

でもってゾーミッグの添付文書を読むと、併用禁忌の項目に、

MAO阻害剤
臨床症状・措置方法本剤及び活性代謝物の消失半減期(t1/2)が延長し、血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増加するおそれがあるので、MAO阻害剤を投与中あるいは投与中止2週間以内の患者には本剤を投与しないこと。
機序・危険因子A型MAO阻害剤により本剤の代謝が阻害され、本剤の作用が増強される可能性が考えられる。

書いてある?

A型MAO阻害剤?

エフピーはMAO-B阻害剤なんだよね。

ってことはOKなのか。

お騒がせな。

モノアミン酸化酵素阻害薬 – Wikipedia

近年、改良品としてRIMA(例:オーロリックス(欧州)、マネリックス(カナダ))という、可逆的MAO-A阻害剤が開発された。 これらの治験が終了し認可されれば副作用の少ない新しい、難治性のパーキンソン病やうつ病の治療薬としての期待が見込まれる。

そのうちMAO-A阻害薬が出てきたら注意しよう。

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