更新日:2016年12月31日.全記事数:3,191件.

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こむら返りにエルカルチン?


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筋痙攣とカルニチン欠乏症

エルカルチンという薬がこむら返りに使われる。

カルニチンは筋細胞における脂肪酸代謝に必須のアミノ酸誘導体で、主に肝臓と腎臓で合成され、腎臓で再吸収される。

腎機能が低下している患者や透析患者では、しばしばカルニチンの欠乏や不足が生じる。

カルニチンが不足すると、筋細胞におけるエネルギー代謝が障害され、筋肉痛や筋痙攣などの骨格筋症状が表れる。

透析患者を調べた研究で、有痛性筋痙攣を起こしやすい患者は、そうでない患者よりも血中カルニチン濃度が低いことが明らかになった。

また、カルニチンを補充すると透析中の筋痙攣が抑制できることが報告され、有痛性筋痙攣の発症を抑制するためにカルニチン補充による治療が試みられるようになった。

エルカルチン

レボカルニチンは、食事(肉類、乳製品など)による摂取と、生体内(肝臓、腎臓、脳)での生合成により供給される生体内物質であり、細胞膜に存在する有機カチオン/カルニチントランスポーター(OCTN2)を介して主として骨格筋、心臓、肝臓などの組織に取り込まれ存在している。

細胞内のカルニチンが欠乏すると、カルニチンの機能が不十分となり肝臓、脳、骨格筋、心筋など種々の臓器で異常が生じる。
重篤なカルニチン欠乏症では、低血糖発作による昏睡など生命を脅かす臨床症状を呈し、重篤で不可逆な臓器障害を来す。

参考書籍:日経DI2012.9

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