更新日:2016年8月30日.全記事数:3,117件.

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シルバーカーを押している人は腰部脊柱管狭窄症?


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腰部脊柱管狭窄症とは?

腰痛の原因として多い、腰部脊柱管狭窄症の話。

手押し車(シルバーカー)や買い物のカートを押して歩いている方々は、まず腰部脊柱管狭窄症です。
姿勢が胸を張った状態ではなく、前傾しています。
その姿勢だと楽なのです。前かがみになると圧迫が解放され、脊柱管が広がるからです。

シルバーカーとは、お婆ちゃんがよく押している乳母車みたいなショッピングカートみたいなヤツです。
腰を曲げた姿勢のほうが楽なんですね。

脊柱管狭窄症で残尿感?

脊柱管狭窄症は、加齢により腰椎部の脊柱管が狭小化し、神経の圧迫にによる末梢神経障害や血流障害を来す疾患である。
老化現象の一種だが、若い時に日常的に重い物を持っていたり腰を痛めたりすると発症しやすい。

脊柱管は、椎骨や椎間板、靭帯に囲まれた空間で、馬尾と呼ばれる繊維性の神経束や神経根、血管が通っている。

脊柱管狭窄症の主な症状は腰痛、下肢の痛みやしびれ、歩行と休息を繰り返す間欠性跛行などであるが、時に股間のほてり、残尿感、便秘などの膀胱・直腸症状が出現することもある。
脊柱管狭窄症に起因する排尿障害では、頻尿を認める傾向があり、同時に下肢の症状が増悪することが多いといわれている。

脊柱管狭窄症への薬物治療では非ステロイド抗炎症薬(NSAIDs)、筋弛緩薬、メチルコバラミンなどが用いられるが、これらの有効性を支持するエビデンスは不足している。

リマプロストはプロスタグランジンE1(PGE1)誘導体製剤で、閉塞性血栓血管炎に伴う虚血性諸症状(潰瘍、疼痛、冷感など)に用いられるほか、後天性の腰部脊柱管狭窄症に伴う下肢の疼痛やしびれ、歩行能力の改善に適応がある。
リマプロストは強力な血管拡張作用、血流増加作用、抗血小板作用を有することから、これらが主幹・末梢動脈および神経組織の血流量を増加させ、虚血性諸症状を改善すると考えられる。

膀胱・直腸症状に対しても、この血流増加による改善効果が推察されている。
ただし、現在までにリマプロストによる排尿障害の改善効果を調べた大規模試験は実施されておらず、今後の研究が待たれるところである。

参考書籍;日経DI2015.4

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