更新日:2015年10月22日.全記事数:3,104件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

ダニに刺されて死亡?


スポンサードリンク

マダニは危険?

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、ブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新規ウイルス(SFTSウイルス)によって引き起こされるダニ媒介性感染症である。
SFTSは主に、森林などに生息するマダニに咬まれて発症する。感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、吐き気–嘔吐、下痢、腹痛)、頭痛、筋肉痛、神経症状(意識障害、けいれん、昏睡)、リンパ節腫脹、呼吸器症状(咳など)、出血症状(紫斑、下血)などの症状が出現する。
致死率は10%を超えるとされる。
確定診断にはウイルスの分離・同定などのウイルス学的検査が必要で、SFTSが疑われる場合は、保健所や地方衛生研究所を通じて、国立感染症研究所ウイルス第一部に検査を依頼する。

SFTSウイルスを媒介するマダニは、食品などに発生するコナダニや衣類や寝具などに発生するヒョウヒダニなど、家庭内に生息するダニとは種類が異なるが、日本でも全国的に屋外に広く分布しており、市街地周辺でも見られる。
マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚に口器を突き刺して長時間(数日〜10日間)吸血する。
無理に引き抜くとマダニの一部が皮膚内に残ってしまうことがあるので、吸血しているマダニに気付いたときは病院で処置してもらうようにする。

現在のところ、ワクチンや抗ウイルス薬などの有効な治療法はなく、対症療法が中心となる。
したがって、感染を防ぐにはマダニに咬まれないようにすることが重要だ。
マダニの活動が活発化するのは春から秋にかけて。草むらや藪などマダニが多く生息する場所に入るときは、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出をなるべく少なくする。
マダニによる感染症には日本猩紅熱やライム病などもある。
また、中国では患者血液との直接接触が原因とされる感染例も報告されており、患者の血液や体液に直接触れないようにする接触予防策の遵守も重要といわれる。

参考書籍;クレデンシャル2013.4

重症熱性血小板減少症候群

 森や草むらにいるマダニを介して感染する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる死者が国内で確認された問題で、厚生労働省は13日、新たに愛媛、宮崎両県内でも昨年秋、それぞれ成人男性がSFTSで死亡していたと発表した。

 山口県の女性に続き、国内での死亡確認は3件になった。

 同省によると、新たに判明した2人はいずれも38度以上の熱や血小板の減少などがあった。国立感染症研究所で2人の血液などを調べたところ、このウイルスの遺伝子が検出された。2人とも最近の海外渡航歴はなく、国内で感染したとみられるという。

 マダニを介した感染を予防するには、山歩きや草むらで作業する際、肌を露出させない服装にする必要がある。ウイルスの感染力は強くないとみられるが、同省は万一、マダニにかまれて発熱などの異変を感じた場合は病院で診察を受けるよう呼びかけている。

(2013年2月13日 読売新聞)マダニ介すウイルス感染、昨秋にも2人死亡 健康ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

ダニの写真を検索したら気持ちわりい。

けっこう大きいのね。

子供のころキャンプに行ったときに、友人がダニに刺されて病院に行きましたが、マダニだったぽいな。

ツツガムシ病は高い死亡率

 山形県保健薬務課は1日、米沢市の60歳代女性がツツガムシ病に感染したと発表した。県内の感染例は今年初めて。
 女性は5月19日に発熱し、22日に医療機関に入院。31日の血液検査の結果、ツツガムシ病と診断された。快方に向かっているという。
 ツツガムシはダニの一種で、幼虫に刺されることで感染する。2009年は、県内で9人が感染した。同課は「01~09年に全国で15人が亡くなり、うち2人が県民。受診が遅れると重症化する恐れもある」と注意を呼びかけている。ツツガムシ病、今年初の感染…米沢 医療ニュース yomiDr.-ヨミドクター(読売新聞)

ツツガムシ病の死亡率は、治療を受けなければ30%程度だそうです。

高い死亡率ですね。

治療にはテトラサイクリン系の抗生物質を使うらしいです。

ツツガムシ病の治療

治療が遅れると重症化しやすく、早期治療が肝要である。

βラクタム系など感染症によく使用される抗菌薬は無効であり、疑診例は確定診断がつくのを待たず、感受性のあるテトラサイクリン系抗菌薬を積極的に投与する。

効果は劇的であるが、解熱後も通常約1週間は投与を継続する。

ミノマイシンが使われる。

ビブラマイシンでもよいが、本症は適応症の記載外である。

リケッチア

ウイルス、細菌、クラミジア、マイコプラズマ、リケッチア。
病原微生物にもいろいろあります。
リケッチア、聞いたことはありますが、実際の患者さんは見た事ありません。

ダニというと、布団の中に潜むイエダニを想像しますが、イエダニは通常リケッチアを保菌していません。

イエダニの大きさは約0.2~0.4mmくらいなので、肉眼では見えにくいですが、マダニは未吸血時でも約2~3.2mm程あるので、肉眼で確認できます。

吸血時にはさらに大きくなります。

山へ行く時には注意しましょう。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
今日の勉強目次
follow us in feedly

リンク

お気に入りリンク集
お気に入り書籍
添付文書を調べる(PMDA)

人気の記事

最新の記事

ランダム記事

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク