更新日:2016年12月21日.全記事数:3,124件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

記事

スタチンは夕食後に飲んだほうがいい?


スポンサードリンク

スタチンの用法

スタチンのうち、ローコールとリバロは1日1回夕食後と服用時点が定められている。
(リバロの用法は2013年3月に夕食後が抜けて1日1回となりました)

メバロチンは適用上の注意に「メバロン酸の生合成は夜間に亢進することが報告されているので、適用にあたっては、1日1回投与の場合、夕食後投与とすることが望ましい。」と書かれてる。

リポバスも使用上の注意に「コレステロールの生合成は夜間に亢進することが報告されており、本剤の臨床試験においても、朝食後に比べ、夕食後投与がより効果的であることが確認されている。したがって、本剤の適用にあたっては、1日1回夕食後投与とすることが望ましい。」と書かれている。

リピトール、クレストールには、1日1回とだけで、服用時点は定められていない。

 このようにスタチン系の薬をのむ場合に、1日1回なら夕食後に飲むのが望ましいとされるのには理由があります。肝臓でのコレステロールの合成は深夜から午前2時の間に最高になるため、その時間にお薬の効きめが高くなるようにするためには、朝食後に飲むよりも夕食後に飲んだほうが効果的だからです。ならば、アトルバスタチン(リピトール)やロスバスタチンはなぜ「夕食後に飲むこと」となっていないのでしょうか。
 アトルバスタチン(リピトール)やロスバスタチンは半減期(血液中の薬の濃度が半分になるまでの時間)が長いという特徴があります。つまり、薬の効きめが長く続くのです。一般的に半減期が4時間以下のスタチン系の薬は夕食から寝るまでの間にのむべきだと言われています。アトルバスタチン(リピトール)の半減期は10時間、ロスバスタチンの半減期は15~20時間と長いため、これらの薬は1日のうちいつ飲んでも効果は変わりません。実際に、朝食後に飲んだ場合と夕食後に飲んだ場合で、コレステロール値の下がり方を比較した試験において、違いがないという結果がでています。
 ピタバスタチンも半減期が11時間と長いのですが、他のスタチン系薬剤の用法に合わせて1日1回夕食後に決められたようです。スタチン

血圧の薬とか、他の循環器系の薬も飲んでいる場合、朝食後に服用しているものも多いので、それに合わせて朝食後としたほうがコンプライアンスもよいので、ローコールやリバロでも朝食後の処方になってることもある。

ローコールの朝食後処方は必ず疑義照会です。

スポンサードリンク

コメントを書く

カテゴリ

プロフィール

IMG_0670
名前:yakuzaic
職業:管理薬剤師
出身大学:ケツメイシと同じ
勤務地:さくらんぼ県
好きな言葉:「三流の自覚持って社会人失格の自覚持ってプロの仕事しましょう」
follow us in feedly

人気の記事

    まだデータがありません。

最新の記事

ランダム記事

資料

検索

にほんブログ村 病気ブログ 薬・薬剤師へ

スポンサードリンク