更新日:2015年10月22日.全記事数:3,190件.

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慢性硬膜下血腫にデパス?


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慢性硬膜下血腫

慢性硬膜下血腫とは、頭に軽い怪我をした後、脳を覆う硬膜と脳との隙間に血液がじわじわとたまる病態。

怪我をして数週間から数ヵ月後に、頭蓋内圧の亢進による頭痛、嘔吐のほか、麻痺やふらつき、意欲の低下などが現れる。
血腫を除去後に、慢性硬膜下血腫が再発することもある。

再発後、血腫を再度、吸引除去することも可能だが、高齢者に頻回の手術をすることはリスクも大きい。
このようなケースに、ケタスやデパスが処方されることがあるという。

一見、無関係に思えるこの2剤は、実はどちらにも血小板活性化因子(PAF)の抑制作用がある。

慢性硬膜下血腫の再発のベースには硬膜の慢性炎症があり、PAFはこの炎症反応に関与するとされる。
実際、抗PAF剤であるケタスやデパスの投与で、慢性硬膜下血腫の再発率が減少することが報告されている。

患者が興奮状態にあるなど鎮静が必要な場合はデパスを処方する。

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