更新日:2016年12月21日.全記事数:3,136件.

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フェマーラを不妊症に使う?


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フェマーラを排卵誘発剤として

フェマーラの日本における適応症は閉経後乳癌のみですが、海外では排卵誘発剤としても使用されています。

フェマーラにはアロマターゼ活性の競合的阻害によりアンドロゲンからのエストロゲン生成を抑制する作用があり、抗エストロゲン剤として使用できます。

排卵周期の初期(フェマーラは月経3日目、クロミッドは月経5日目)から短期間(一般に5日間)、抗エストロゲン剤を服用すると、一時的に血中のエストロゲン濃度が低下します。

その情報が、ホルモン分泌を制御している脳の視床下部や脳下垂体にフィードバックされると、性腺刺激ホルモンが分泌され、卵胞の成熟が促されます。

クロミッドよりフェマーラのほうが効く?

抗エストロゲン作用が長く続き過ぎると、副作用として子宮頚管粘液の減少や子宮内膜の菲薄化が生じ、結果的に妊娠率が下がります。

クロミッドは血中からの消失半減期が5~7日と長い上、代謝産物にも抗エストロゲン活性があるため、上記の副作用を生じやすいです。

一方フェマーラは血中半減期が約70時間とクロミッドより短く、かつ代謝産物に抗エストロゲン活性はないため、短期間だけ効かせることができます。

フェマーラ

アロマターゼ阻害薬。

in vitiro、in vivo のアロマターゼ阻害能は最も強い。

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