更新日:2015年10月22日.全記事数:3,117件.

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カルスロットで薬剤性パーキンソニズム?


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カルスロットとドパミンD2受容体

マニジピンは、ピペラジン骨格を有しており、脳内ドパミンD2受容体の直接的遮断作用が報告されている。

そのため、抗精神病薬を服用中の患者等で、カルスロットを服用すると、ドパミンD2受容体の遮断率が80%を超えてしまい、薬剤性パーキンソニズムが発現する可能性がある。

マニジピンの代替薬としては、他のカルシウム拮抗薬ではなく、異なる機序の降圧薬を選択した方がよいと考えられる。

その理由は、ピペラジン骨格を有しないカルシウム拮抗薬でも、薬剤性パーキンソニズムの発症やパーキンソン症状の悪化の報告があるからである。

これは、カルシウム拮抗薬がドパミン作動性神経のカルシウムチャネルを遮断し、神経細胞終末からのドパミン遊離を抑制するためとされる。

なお、一部のカルシウム拮抗薬の添付文書に記載されている「振戦」は、薬剤性パーキンソニズムの症状の一つではないかと考えられている。

薬剤性パーキンソニズムは、早期発見と早期対応が重要である。

患者の様子を観察し、疑わしきときは、疑義照会して処方医と相談すべきである。

参考書籍:日経DI2011.10

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