更新日:2015年10月22日.全記事数:3,087件

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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防風通聖散でやせる?


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防風通聖散でやせるか?

世の女性たちは、押し並べてやせ願望があるもの。
個人的にはポッチャリしていたほうが好みですが。

とにかく女性は、やせ薬というものに興味を惹かれるようです。

市販のやせ薬といえば、防風通聖散。
コッコアポやナイシトールという商品名。
市販だけでなく、医療用も含めてやせ薬といえば防風通聖散のような漢方薬だろう。

サノレックスみたいな薬もありますが、安心して処方できるのはやはり漢方薬。
それだけ副作用もなく、効果が高いということだろう。その分劇的な効果は期待できませんが。
スーグラみたいなSGLT2阻害剤でやせるというやり方も、健康的なやせ方とは言えない。
やせ願望のある女性の中には、病的にでもやせたいと思っている人もいるのかも知れないが。

防風通聖散を処方されている患者さんで「飲んでいてもやせない」という患者さんは多い。
そりゃ、薬だけに頼って、生活習慣、食習慣、運動習慣が変わらなければ、何も変わらないのだろう。
いやむしろ、中年女性で現状維持できているのであれば、薬の効果が出ているとみても良いのかも知れない。

ナイシトールは効くのか?

記者は数年前の抗肥満薬ブームには当初から疑問を持っていた。というのもこれらは画期的な新薬でも何でもなかったからだ。

例えば、ナイシトール85の中身は漢方薬「防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)」。防風通聖散とは、18種類の生薬から構成されている漢方薬で、以前から薬局では当たり前のように売られていた。代表例がクラシエ薬品の「新コッコアポA錠」。「便秘と皮下脂肪が気になる方に」というフレーズで、主に女性をターゲットにした大衆薬だ。

メタボリック症候群で健康上問題とされているのは皮下脂肪よりも、男性につきやすいと言われる「内臓脂肪」。しかしながら、ナイシトール85の効能・効果を見ても、皮下脂肪についての記述はあれど、内臓脂肪については一言も触れられていない。ひとえに男性を想起させるパッケージデザインやテレビCMで、戦略勝ちした商品といえるだろう。記者の眼 「抗メタボ薬」は本当に効くのか? 漢方薬に入り始めた「科学のメス」(日経ビジネスオンライン) – goo ニュース

防風通聖散が効くのは内臓脂肪よりも皮下脂肪。

メタボで問題なのは内臓脂肪。

女性は皮下脂肪がつきやすく、男性は内臓脂肪がつきやすい。

防風通聖散を男性に使ってどれだけの効果があるか、疑問であるということ。

防風通聖散の特徴は?

体力の充実したいわゆる肥満卒中体質者タイプに適している。

便秘し、腹は臍を中心に膨満して力のある、いわゆる太鼓腹を呈する場合に用いるとよい。

補血・補気健脾の配慮もあるため長期に使用することができるともいわれている。

胃腸虚弱で下痢傾向のものには用いるべきではない。

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