更新日:2015年10月22日.全記事数:3,169件.

調剤薬局で働く薬剤師のブログ。薬や医療の情報をわかりやすく伝えたい。あと、自分の勉強のため。日々の気になったニュース、勉強した内容の備忘録。

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メマリーとメジコンを併用しちゃダメ?


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メジコンはNMDA受容体拮抗薬?

メマリーの相互作用に、

NMDA受容体拮抗作用を有する薬剤  アマンタジン塩酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物等
臨床症状・措置方法 相互に作用を増強させるおそれがある。
機序・危険因子 両薬剤ともNMDA受容体拮抗作用を有するため。

とある。

メマンチンは、AD患者の脳で過剰に遊離しているグルタミン酸の機能を抑える効果を持つ。

グルタミン酸が過剰に存在すると、NMDA受容体を介して神経細胞内にカルシウムイオンが流入し、神経細胞が傷害されることが分かっている。

メマンチンは、NMDA受容体の機能を調節し、神経細胞へのカルシウムイオンの過剰な流入を抑えることで神経細胞を保護し、ADの進行を抑制すると考えられている。

デキストロメトルファン臭化水素酸塩(メジコン)もNMDA受容体の機能調節作用を有するため、メマンチンの作用が増強する恐れがあり、併用注意となっている。

参考書籍:日経DI2011.7

メジコンがアルツハイマーの興奮症状に効く?

咳止めの薬がアルツハイマーの興奮状態に効くかも知れないという話。

デキストロメトルファンを服用すると、アルツハイマー病の興奮や攻撃的になるといった症状をより抑えることができました。アルツハイマー病の興奮症状に咳止めの薬が有効か? – MEDLEYニュース

デキストロメトルファンのNMDA受容体拮抗作用によるものなのでしょうか。

しかし、アルツハイマーにメマリーを使っている患者さんにメジコンを使うと、NMDA受容体拮抗作用が増強され副作用として、めまいや頭痛が現れる可能性が高まるので併用には注意を要する。
アリセプトならアリかな。

メマリーの作用機序は?

①神経細胞保護作用
メマリーは、NMDA受容体拮抗作用により細胞内への過剰なCa2+流入を抑制し、神経細胞を保護します。

②記憶・学習機能障害抑制作用
メマリーは、NMDA受容体拮抗作用によりシナプティックノイズを抑制します。
記憶を形成する一過性の高濃度のグルタミン酸が遊離されると、メマリーはNMDA受容体から速やかに解離するため、神経伝達シグナルが伝わり、記憶・学習機能障害を抑制します。

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