2018年12月9日更新.3,338記事.5,761,212文字.

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風呂上がりに湿布を貼るといい?

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風呂上りに湿布を貼る

湿布剤は昔から風呂上がりに貼るといいと言われています。
その理由は「水和」による吸収の亢進を利用したものです。
角層の水分含有率が高まると、薬物の吸収が大幅に高まることが知られています。
逆に、乾燥すると吸収が低下します。
この現象は脂溶性が高いステロイドでも確認されており、多くの皮膚外用剤で吸収を高めるために利用されています。
このように経皮吸収に関して角層の水和は最も重要な因子の1つです。
そのため、皮膚科領域では密封療法(ODT)により角層を水和させ、薬物の吸収を高める工夫が良く行われています。
また、風呂上がりでは皮膚の表面温度が高いことから、塗布した皮膚外用剤の基剤中の溶解度が高まることにより、吸収が高まる可能性もあります。
皮膚温度の上昇は皮膚透過性を高めることはよく知られており、10℃から37℃に上昇すると透過性は10倍になると言われています。
この原因として薬物の溶解、拡散、分配および血管拡張などの影響が考えられています。

水和

温泉などに行ってゆっくりと風呂に入っているとよく指先の皮膚に皺がよっていることがあります。
これは皮膚の角層が水分を吸収することによります。
この現象を「水和」と呼んでいます。
参考書籍:スキルアップのための皮膚外用剤Q&A

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